24日(月)は午後3時38分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。沖縄島は台風8号の影響で断続的に激しい雨が降った。ガット船やランプウェイ台船などは台風避難しているので、フロートその他に変わったところはないか見に来たのだが、遠目には異常はないようだった。
午後3時53分頃と6時8分頃に、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。辺野古側のオイルフェンスは全て片付けられ、K4護岸の上に乗せられている箇所も4か所に増えていた。
警備会社の車らしいのが巡回していたが、こちらも遠目には異常はないようだった。護岸に寄せる波も高波というほどではなく、風や波よりも雨の方が激しかった。
新型コロナウイルスによる中断から工事が再開されて以来、平日に工事が丸1日止まるのは初めてかもしれない。7月は台風がなかったが、8月に入って連続発生し、海水温が高いため沖縄の近くでも発達している。続けて9号も来そうだ。
沖縄県によれば、新型コロナウイルスで新たに4人の死亡者が出たという。今月だけで12人が亡くなっている。経済を回すことを優先し、県民には自粛を呼び掛ける一方で、観光客は受け入れるという中途半端な態勢をとった結果、沖縄は全国でも最悪の感染状況となり、最近は毎日のように死亡者が出ている。
先週末、今帰仁村でも、新型コロナウイルスの感染者が出た、と村の広報マイクから放送があったという。感染を恐れてウオーキングをやめ、観光客がいないのを見計らって買い物をするお年寄りもいる。ヤンバルや離島は医療が脆弱で、高齢者は感染すれば命が危ないと怯えている。観光客を遊ばせるために、地元の住民は家に引きこもらないといけないのか。
政府の進める「Go To キャンペーン」から東京がはずされているのに、東京よりはるかに感染状況が悪い沖縄ははずされないのだから、いい加減なものだ。基準も何もあったものではない。辺野古の工事と一緒で、御用学者を集めて政府に都合にいい結論を引き出しているだけか。観光のためなら高齢者の犠牲は仕方がないのか。
夏場でさえこの状態なのだから、秋冬になったらどうなるのか。感染が減少傾向にある時こそ徹底して人の移動を抑制し、まずは今の波を収束させる必要があるはずだ。そのうえでこそ観光も盛り返せる。中途半端なことを続ければ、いまの波が続いたまま、秋冬にさらに大爆発するのではないか。それでどうやって経済を回すのか。