２日（木）は午後から安和の琉球セメント新桟橋に行き、出入り口で行われている土砂搬入への抗議行動に参加した。
午後１時３５分頃、安和の現場に行くと、新桟橋にはガット船・聖嘉が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。この日２隻目で、１隻目は丸喜丸が積み込みを行ったとのこと。沖には３隻目の清明が待機していた。
木曜日はいつも参加者が少ない。抗議行動が長期化し、新型コロナウイルスの影響もあって、これまで抗議してきた市民の中にも、疲れや委縮が広がっているのだろう。現場に来るだけでも、金と時間を費やし、体力と気力を使う。
インターネット上では様々なデマが広げられているが、日当など出るはずもない。質素な生活をしながら、時間をやりくりして参加している人がほとんどだろう。自分の損得を考えていたら、長くは続けられない。それでも、こうやって粘り強く行動している人たちが、私にとっては希望である。
１週間ぶりに見ると、仮置き場の土砂がかなり増えた。連日８時まで残業し、ガット船に積み込むと同時に、仮置き場にも土砂を運び込んでいる。過積載の車両が走り回り、警察の力を借りて違法な工事がまかり通っている。
午後２時２５分頃、聖嘉が新桟橋を離れ、入れ替わりに清明が２時４０分頃に着岸した。
夕方から別用があったので、午後５時で安和を離れたが、今日も夜の８時まで土砂の積み込みが行われたようだ。抗議行動も作業終了まで行われている。夕方からでも参加できる人がいれば、１時間でも安和に足を運んでほしい。
東京で新型コロナウイルスの感染者が１０７人出たとニュースになっているが、沖縄では米海兵隊の家族から1人の感染者が出ている。海外からの旅行者が制限されているといっても、米軍関係者は別だ。世界最大の感染国から米兵やその家族が出入りしても、日本政府は管理できない。
沖縄は2か月間感染者が出ていない、といっても、１日の検査数は一桁だ。検査数を増やしていけばどうなるか。これまで以上に注意しながら、抗議行動を続けたい。