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Channel: 海鳴りの島から
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新型コロナ下での辺野古ゲート前座り込み抗議行動

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 17日(水)は午前8時40分頃、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。

 新型コロナウイルスの感染拡大により中止していたオール沖縄会議による抗議行動は、今週月曜日(15日)から再開された。しかし、市民有志による抗議はすでに先週12日から再開されている。

 新型コロナ下でも工事が強行されている現状では、市民も抗議に立ち上がらざるを得ない。感染防止のために参加者間で距離を取り、できるだけ接触しないように注意しながら座り込みを行った。

 マイクを手にして発言する際に、マスクを下げて発言する人がいるが、これは絶対にやめてもらいたい。唾液の飛散防止のためにマスクを着けているのに、そのことを考えきれていない。声が通らないと思っているのかしれないが、前に座っている人の迷惑を考えるべきだ。

 海上行動の際も、海保のゴムボートの上でおしゃべりしたり、大声で抗議する人が見られる。これも周りの人に配慮せず、何が感染リスクかを考えきれていない。新型コロナウイルスは、症状が出る2日前からウイルスを出し、無症状の人もいるのだから、自分が感染している可能性を踏まえて、人にうつさない配慮を持って行動したい。

 

 機動隊も最初は説得から入っていた。自ら立ち上がって移動する市民もいれば、粘って最後は担がれていく人もいた。ウイルスは唾液にいることを考えれば、実際に危ないのは至近距離で対面して大声を出すことではないかと思う。自らとお互いの身を守りながら、できる限りの抵抗を実行したい(なお、マイクは持ち手が代わるたびに消毒している)。

 直径が1・2~3メートルほどはありそうな大型の排水管らしきものが、トレーラー車で何本も搬入された。あとで豊原の高台から埋め立て工事の現場を見ると、②-1工区付近に運ばれていたので、同工区の排水施設工事で使用されるものかもしれない。

 

 一度に大量の工事車両が集中したため、ゲート内に入りきれず動けなくなった車両が数珠つなぎとなり、一般車両を巻き込んで大渋滞となった。ゲート内にどれだけの車が入るか、ゲートのチェックにどれだけの時間がかかるかは、これまでの経験から予測できるはずだ。沖縄防衛局は分かったうえで、台数を制限していないのだろう。

 テイケイの警備員や沖縄県警は、車両の誘導に追われていた。にもかかわらず、沖縄防衛局員はゲートの奥に引っ込んで、何の対処もしない。彼らがやっているのは、1日に2~3時間、マイクでだらだら喋っているだけだ。それで給料をもらっている。本当に無責任で腐った公務員どもだ。

 午前10時39分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、ダンプカーが②工区の仮設道路中央部やK2護岸付近から土砂を海に投入していた。

 ドローンと違い、高台からの視野は限られている。それでも日に日に埋め立て範囲が広がっているのが分かる。選挙も大事だし、インターネットで人に訴えることや学習することも大事だと思うが、自ら現場で行動する人が増えなければ、この海はどんどん破壊され、ウチナンチューは半永久的に基地被害で苦しむだろう。

 ゲートから入った排水管らしきものが、②-1工区のクレーンの近くに並べられ、またN5護岸に沿ってトレーラーで運ばれていた。排水施設の設置作業が行われているようだ。

 K4護岸では引き続き消波ブロックの設置が行われていた。もう1台の大型クレーンは移動していて、工事中断中に足場が乱れたのか、鉄板をどかして栗石を敷き直し、補修工事をしているようだった。

 午前11時13分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では1隻目のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを終え、2隻目と交代するところだった。

 ガット船は第八藤進、栄雄丸、第百三十六伊勢丸、第二十八旭丸、進朋の5隻が停泊していて、土砂の積み替えなどを行っていた。インターネットで調べると、沖縄島東沖を伊勢丸は北進し、進朋は南進して塩川沖に向かっている。

 イージスアショアの建設が停止した理由の一つに、ブースターの落下を自衛隊基地内に制御できない、ということが上げられていた。住宅地域に落下して被害が出ることを恐れているなら、PAC3が敵のミサイルを迎撃したときの破片はどうなるのだ。嘉手納基地の北側市街地に大量に降ってくるはずだ。

 命中し損ねたときは、敵のミサイルの被害だけでなく、自爆したPAC3の破片まで降ってくる。実戦ではダミーのミサイルも飛んでくるだろうが、そもそもどれだけ当たるか、あてにならない。軍需産業とそれに癒着した政治家が儲けるために、莫大な税金が浪費されるだけだ。

 辺野古の新基地建設も同じだ。こんな工事はすぐに止めて、新型コロナウイルスの第2波に備えないと、次は全国各地で医療崩壊が起き、悲惨なことになりかねない。目の前で工事が強行されていることの愚かさに、怒りが湧いてならない。

 

 


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