先週12日(金)に辺野古新基地建設が再開されて以来、海上では土曜日、そして週明けの今日と抗議行動が続けられている。
15日(月)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。沖からガット船3隻が大浦湾に向かってくるのが見えた。現在、新型コロナウイルス対策のため、抗議船に乗る人数を限定している。そのため、5人が平和丸に乗り込んで先に大浦湾に向かった。
残りの4人は、K4護岸沿いに辺野古崎までカヌーを漕いだ。ちょうどK8護岸で新しいランプウェイ台船が接岸しようと向かっているところで、大浦湾から移動してきたメンバーを含めて、オイルフェンスを越え台船に抗議した。
K4護岸では午前、午後と消波ブロックの設置が行われていた。未設置部分は残り100メートルほどだろうか。約2か月の工事中断のため設置が遅れ、本格的な台風シーズンが来る前に作業を急いでいるだろう。
海保に拘束された松田ぬ浜まで運ばれたあと、平和丸と不屈に乗ってK9護岸に移動した。ここでも午前8時半頃には土砂陸揚げが始まっていて、1隻目のランプウェイ台船の陸揚げが午前11時40分頃に終了した。
2隻目のランプウェイ台船と入れ替える際に、カヌー9艇でフロートを越えて抗議した。海保のゴムボートが待ち構えているので、台船の前まで行って阻止するのは簡単ではないが、工事を断じて許さない、という意思を行動で示している。
防衛省の河野大臣が、イージスアショアの配備計画を停止することを明らかにした。ヤマトゥでは住民が反対すると計画を停止するが、沖縄では無視して無理な工事を強行し続ける。日本政府の二重基準はこれまで何度も批判されてきた。一方では計画を停止し、一方では県議選後に工事を再開する。腐りヤマトゥの政府への怒りは、さらに高まるはずだ。
午後1時50分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸では2隻目のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
ダンプカーで運ばれてきた土砂は、②工区の中央部やK3護岸側に投入されていた。
午後2時14分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では2隻目のランプウェイ台船が、引き続き土砂の陸揚げを行っていた。ガット船はmarumasa号と第八丸喜が残っていて、午前中にいた第八藤進、栄雄丸、marumasa号などは、土砂の移し替えを終えて大浦湾を出ていた。
今日から安和の琉球セメント桟橋などで、土砂の積み込みが再開されている。ガット船の大型化が進み、1日に運ばれ、投入される土砂の量が増えている。安和、塩川での土砂搬入に対する阻止・抗議行動を強めたい。新型コロナと熱中症に気をつけて、ぜひ現場に来て行動してほしい。