14日(土)は午後4時から名護十字路において、海上行動メンバーで街宣活動を行った。横断幕を掲げて車に手を振り、交代でハンドマイクを手に新基地建設反対を訴えた。
辺野古海上基地の是非を問うた名護市民投票からでさえ23年が経つ。余りにも長い時が流れ、名護市民の多くは精神的に疲れ、積極的に関わろうという気持ちになれないのかもしれない。
しかし、辺野古新基地ができて実際に被害を受けるのは名護市民であり、北部=ヤンバルの住民だ。いや、新基地ができる以前にすでに犠牲者は出ている。名護で生まれ育った20歳の女性が、米軍属に殺害されたのは2016年4月のことだ。
米軍基地のおかげで町が発展し、住民が何の被害も受けずに幸福に暮らせるなら、「引き取り」運動などなくても、全国から誘致の声が上がるだろう。だが、そんなことはあり得ない。すでに埋め立てが進んでいるいま、まずはそれを止めることに力を入れなければ、状況はさらに悪くなっていく。