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琉球セメント旧桟橋の使用継続を許してはならない

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 本部島ぐるみ会議の記録によれば、2020年1月の琉球セメント旧桟橋の使用状況は以下の通りとなっている。船名はセメント運搬船のもので、旧桟橋でセメントの積み込みを行っている。

 

1月7日(火)  琉仁丸 08:00~18:00

1月8日(水)  千進丸 08:00~14:20

1月10日(金) 琉仁丸 不明

1月14日(火) 琉仁丸 08:00~19:30

1月15日(水) 千進丸 08:35~14:55

1月16日(木) 琉仁丸 7:55~ 不明

1月19日(日) 琉仁丸 不明

1月20日(月) 琉仁丸 不明

1月24日(金) 琉仁丸 07:53~ 不明

1月28日(火) 琉仁丸 08:00~ 不明

1月29日(水) 千進丸 08:00~14:37

1月31日(金) 琉仁丸 08:40~18:00

 

 一部に作業開始と終了時間が不明の日があり、琉仁丸と千進丸では終了時間が違う。それでも、ほぼ1日を費やしてセメントの積み込みが行われていると見ていい。その日数は日曜日も含めると、1月だけで12日になる。

 もし旧桟橋が使えなくなり、セメントの積み込みを新桟橋で行うことになれば、その日は安和でガット船の土砂積み込みができなくなる。石炭船の陸揚げも含めれば、新桟橋を使った埋め立て土砂の積み込みが大幅に減るのは明らかだ。

 「新桟橋の公共用財産使用許可書」の「安和桟橋計画概要」を見ると、1.施設の目的の(5)今後の季節桟橋の運用について、以下のように記されている。

〈既設桟橋については、新桟橋へのセメント出荷設備設置(時期未定)まで活用する〉。

 〈既設桟橋〉とは旧桟橋のことだ。インターネット上で公開されている空撮写真を見ると、セメントを陸から運搬船に圧送するパイプは設置されているように見える。であるなら、4月以降も継続使用する理由はないはずだ。

 旧桟橋の老朽化による破損状況や、そのために労働者が危険な作業を強いられていることは、このブログでも再三触れてきた。沖縄県は4月以降の使用継続を許してはならないし、速やかに撤去させるべきだ。

 しかし、沖縄防衛局と琉球セメントは、色々と理由をつけて使用継続を図るだろう。まだ〈セメント出荷設備〉は完全に整っていない、などと抜け道を探すかもしれない。それを許さないためには、多くの県民がこの問題について関心を持つと同時に、県や沖縄防衛局、琉球セメントに意思を示すことが大事だ。

 辺野古新基地建設を考える辺野古有志の会とティダの会は、北部労働基準監督署に続き県にも申し入れをする予定だが、いろんな団体、個人が県への交渉、新聞投稿その他で積極的に声を上げてほしい。

 


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