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Channel: 海鳴りの島から
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安和の琉球セメント新桟橋で土砂積み込みに抗議

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 25日(金)はカヌー12艇を名護市安和の琉球セメント新桟橋まで運び、ゴムボート1隻(ハクイ)とともに、大浦湾へ埋め立て用土砂を運ぶがガット船に抗議した。

 午前8時23分頃、安和に着くと新桟橋にはガット船・栄雄丸が接岸し、土砂を積み込んでいた。認定トン数3873トンで、大浦湾に入るガット船の中でも最大の船である。船体の大きさだけでなく、クレーンの形状も他のガット船とは違う。

 カヌーを浜に下し、ロープや紐を準備して午前8時45分頃に海に出た。いつものように新桟橋の下まで行き、すぐに出航できないようにカヌーを固定した。栄雄丸の積み込みが終わったのが午前11時24分頃。海上保安庁の規制、排除が始まったのが午前11時33分頃。新桟橋下のカヌー全艇の排除が終わったのが午後12時20分頃だった。

 新桟橋の下にカヌーを固定していたメンバーが全員排除されたあと、自由に漕いでいたメンバーが航路付近で頑張り、桟橋を離れた英雄丸がすぐには沖に出られなかった。海保にカヌーを掴まれても海に飛び込んで頑張ったメンバーの努力もあって、栄雄丸が出航したのは午後12時42分頃となった。

 午後1時前に2隻目のガット船・清明が着岸し、土砂の積み込みを始めた。このガット船も積載量が大きく積み込みに時間がかかるので、辺野古に戻って片づける時間も考え、午後は海に出るのは止め、ゲート前の抗議行動に参加した。

 「連続5日の大行動」が呼びかけられていて、全国から多くの市民が集まっている。本部港塩川区では午後2時頃まで土砂積み込みを阻止したとのこと。安和でも土砂を搬入するダンプカーに対し、出入り口と国道で抗議行動が続けられた。

 カヌーチームは午後2時半まで安和で行動し、辺野古に戻った。辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前でも座り込みの抗議行動が行われていて、車で通りながら声援を送り合った。

 午後4時前、豊原の高台から辺野古側の埋め立て状況を見た。土砂を積んだダンプカーがやってきて、②工区の仮設道路中央付と②-1工区のN5護岸側に土砂を投入していた。

 K3護岸とK4護岸の接する角付近では、先週組み立てられていた大型クレーンが、消波ブロックの設置を行っていた。より効率的に設置するため、可動範囲の大きいクレーンに替えられている。②工区のK4護岸側は水深が4メートルほどあるので、浅場のK1~K3護岸付近に比べて埋め立てが遅くなることも考慮されているのかもしれない。

 

 午後4時19分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の状況を見た。K9護岸とK8護岸にはランプウェイ台船が着岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K9護岸の台船は土砂の残りがわずかだった。

 午後5時の作業終了時に、ランプウェイ台船は2隻が土砂を積み、5隻が空のまま停泊していた。ガット船は第八藤進とmarumasa3号が土砂を積み替えて停泊していたが、明日の午前中の土砂は確保されている。

 今日、安和の琉球セメント新桟橋や本部港塩川区で土砂を積み込んだガット船が、明日には大浦湾に回ってくるだろう。しかし、安和、塩川で抗議行動が連続し、ガット船の積み込みが遅れれば、土砂の補給が間に合わなくなる。じわじわと影響が出てくるのだ。頑張りましょう!

  コロナウィルスをめぐる危機の増大を見ていて、日本という国も堕ちるところまで堕ちたなと思うのだが、安倍晋三のような無能かつ幼稚かつ傲慢な男をのさばらせたのは誰なのか。この期に及んで怒りを爆発しきれない愚かな民が滅びるなら、自業自得ではないか。

 それでも自分の拠点に踏みとどまって、自分のなすべきことをなし続ける者たちがいるだろう。そういう者たちがどれだけ出てくるか。現状を変える力はそこにしかない。

 

 


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