14日は朝、カヌー6艇とゴムボート1隻(ハクイ)で、琉球セメント新桟橋で行われている土砂の積み込みに抗議した。
午前8時48分頃、名護市安和の現場に着くと、新桟橋には玄周丸が接岸し、土砂を積み込んでいるところだった。積み込み状況を確認しながらカヌーの準備をし、午前9時20分頃に海に出た。
いつものように新桟橋の下でカヌーを固定し、大浦湾への土砂搬送を少しでも遅らせるために抗議行動を行った。午前10時19分頃、海上保安官が海に飛び込み、カヌーの強制排除を開始した。
新桟橋の下にいたカヌー4艇すべてが排除されたのが午前10時55分頃だった。外にいたカヌーも拘束され、玄周丸が離岸したのが午前11時13分頃。土砂の積み込みを終えてから約1時間後に出航していった。そのあと2隻目の進朋が着岸した。
この日は昼食に弁当の差し入れがあった。いつも栄養バランスが考えられていて、日頃、貧しい食生活を送っている者にはとても有り難い。バレンタインデーでチョコレートの差し入れもあった。いっぺーにふぇーでーびる、くわっちーさーびたん。
午後は波が荒れてきたので海に出るのは中止し、本部港塩川区に行って土砂の積み込みに抗議した。大浦湾に運ぶ土砂の積み込みが増加しているが、特に目立つのが塩川区での積み込みの増加だ。
理由は明白で、抗議する人の少なさによる。少人数で毎日頑張っている「本部島ぐるみ」の皆さんには敬意を表するが、機動隊がいなくても積み込みが淡々と進んでいく現状では、事態がさらに悪化していくのは目に見えている。
港内は広いだけに、多くの人が抗議に来れば、排除するのも簡単ではない。安和の琉球セメント新桟橋では遅れた分を残業で補えるが、塩川区は午後5時に閉門する。阻止・抗議行動の成果が出しやすい場所なのだ。
抗議行動にどこぞの団体の縄張りなどない。国家権力の弾圧に注意するのは当たり前だが、それぞれの団体、個人が特色を生かした行動を行えばいい。塩川区でも集中行動日を設けて、積み込みを阻止する取り組みがほしい。
12日の本ブログで、沖縄防衛局の職員が居眠りしている写真を載せたら、乗ってきた車を逆向きして駐車していた。上司に叱られたのだろうか。思わず笑った。
辺野古に戻ってカヌーを片付けたあと、午後4時前に豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。②-1区域のN5護岸側にダンプカーで土砂が運ばれ、海に投入されていた。
午後4時18分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では空のランプウェイ台船が離岸し、土砂と積んだ次の台船が近づいていた。K8護岸でも台船が離岸していたが、いずれも護岸上にダンプカーの姿はなく、埋め立て作業が継続されたかどうかは未確認。ガット船は第八藤進、航安丸、清明が停泊していた。