12日(火)は安和の琉球セメント桟橋に行き、ガット船への土砂積み込みに抗議した。1隻目の第八藤進は前日からの続きで積み込み量が少なく、午前8時前には出航しカヌーチームは間に合わなかった。
2隻目のmarumasa1号と3隻目のmarumasa3号に対し、カヌー10艇と抗議船1隻(木の葉蝶)で抗議行動を展開した。
この日は新桟橋でガット船への土砂積み込みが行われる一方で、旧桟橋では琉球セメントの琉仁丸がセメントの積み込みを行っていた。繰り返し書いてきたが、本来の業務を老朽化による劣化がいちじるしい旧桟橋で行い、辺野古の埋め立てに使用する土砂の積み込みを新桟橋で行うのは本末転倒である。
琉球セメントの旧桟橋は築50年以上が経ち、11月7日の本ブログで指摘したように劣化がひどく、安全に使用できる状態とは思えない。
https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/da6e7b632720e5298ca507b9d03d536e
旧桟橋が使えるなら、どうして新桟橋を造ったのか。琉球セメントは新桟橋が完成したのだから、劣化が酷い旧桟橋の使用を停止し、解体するのが本来のあり方ではないのか。琉球セメントの業務より辺野古新基地建設の作業を優先するなら、この新桟橋は何のために造ったのか。辺野古新基地建設のために新桟橋を用意したのか。
琉球セメントは旧桟橋の使用をすぐに停止し、セメントの積み込みも新桟橋を使うべきだ。
土砂の積み込みが終わってから海保によるカヌーメンバーの強制排除が始まる。全員を排除するのに1回目が約50分、2回目が約1時間かかった。
それですぐに辺野古での土砂投入が止まるわけではないが、1日に積み込むガット船1隻でも減らすことができれば、その積み重ねで効果を出すこともできる。楽をして成果は出せない。
ガット船の上から撮影中の海上保安官。沖縄県民に米軍基地を押し付ける、そんな仕事をやっていて楽しいのだろうか。やりがいはあるのだろうか。いくら米軍に奉仕しても米軍は海保に協力しない。腹は立たないのだろうか。上からの命令を守ることに追われ、心まで命令服従ののロボットになってはいけない。
桟橋の下には成長したミジュンが群れていた。夏にアジサシが狙っていた頃とは見違えるほどだ。人が破壊しなければ沖縄の海は豊かなのだ。
3隻目のmarumasa3号への抗議で海保に拘束され、浜に戻されたのは午後4時15分頃だった。そのあとも4隻目への積み込みが行われたが、海上行動メンバーは辺野古に戻ってカヌーや船を洗い、片付けをしないといけないので、午後4時40分頃、安和を後にした。