11日(月)は名護市安和の琉球セメント桟橋で、早朝からの抗議行動が取り組まれたので参加した。夜が明けないうちから集まった市民は、桟橋がある構内に入ろうとする車両に、沖縄の民意を踏みにじって強行されいる工事に加担しないように訴えた。
午前6時45分頃、ガット船・神峰がライトをつけたまま新桟橋に着岸した。しかし、市民がゲート前に集まっていて、構内に仮置きされた赤土まみれの土砂を積み込む空のダンプカーが入ってこられないので、1時間以上桟橋で待機していた。
市民の抗議行動を知って沖縄県警もやってきたが、午前7時頃に機動隊のバスが4台桟橋の構内に入ってきた。降りてきた機動隊員が車道のそばに鉄柵を設置し強制排除の準備を進めた。
機動隊の準備が終わったのを見計らって、午前7時55分頃にベルトコンベアーに土砂を下ろすダンプカーがやってきた。
最初は構内に積まれた土砂を運ぶ空のダンプカーが8台ほど入った。そのあとに土砂を積んだダンプカーも20台以上やってきて、神峰への積み込みが始まった。
午前10時15分頃、神峰が出航していった。入れ替わりにガット船・寿鷲丸がやってきて、午前10時頃、桟橋に接岸した。
ガット船に土砂を積み込むダンプカーが動き始めてからは、出入り口となる二つのゲート前で抗議行動を続けた。目の前の国道では車を使った抗議行動も取り組まれていて、もともと美ら海水族館に向かう観光客の車両が多い場所なので、外から土砂を運び込むダンプカーは簡単に出入りできなくなった。
所要があって私は午前中で行動を切り上げたが、午後も引き続き抗議行動が行われている。この日は本部港塩川区でも土砂の積み込みが行われていて、手分けして抗議行動が取り組まれている。抗議があるのとないのとでは大きな違いがある。ヤンバルンチュの皆さん、将来に大きな禍根を残さないために、頑張りましょう!