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Channel: 海鳴りの島から
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琉球セメントの新桟橋を辺野古に土砂を運ぶガット船に優先使用させる異常さ

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 23日(金)は安和の琉球セメント桟橋に行き、カヌー11艇とゴムボート1隻で、ガット船への土砂積み込みに抗議した。空は晴れていたが台風11号の影響か、しだいに風と波が強くなってきた。ただ、風がある分、暑さは少しやわらいだ。

 赤土混じりの土砂がベルトコンベアの投入口に下ろされる。この土砂を積み込んで辺野古に向かうガット船を1隻でも減らしたくて、23日は午前中にガット船・清明、午後にmarumasa3号にカヌーで抗議行動を行った。

 安和の琉球セメント桟橋は、陸に近い側に旧桟橋があり、沖の方に新桟橋が伸びている。上の写真で緑色の船体の琉仁丸は琉球セメントの船で旧桟橋を使ってセメントを積み込んでいる。一方で、辺野古に土砂を運ぶガット船・marumasa3号は新桟橋を使っている。

 いつもこのやり方で、琉球セメントの船が旧桟橋を使い、辺野古に土砂を運ぶガット船が新桟橋を使っている。どうして辺野古のガット船に新桟橋を優先して使わせるのか。本末転倒であり、異常としか言いようがない。

 琉球セメントの新桟橋は何のために造られたのか。本来なら琉球セメントの船が新桟橋を優先して使うべきではないのか。どうしてそうしないのか。最初から辺野古の埋め立てに使用するために造られたのではないか。そう疑われても仕方あるまい。沖縄県はこういうでたらめなことを黙認するのか。

 新桟橋の各所でカヌーメンバーがそれぞれ工夫を凝らして抗議行動を展開した。カヌーメンバー全員を海保が排除するのに1時間かかれば、その分、土砂の積み込みが遅れて出港するガット船の数が減る。その積み重ねで辺野古への埋め立て土砂投入を少しでも減らしたい。そのような思いで海上行動メンバーは皆、海に出ている。

 辺野古新基地建設に反対するとき、海に出て初めて分かることが沢山ある。やれることは限られているが、カヌーによる行動は工夫と努力次第で工事に直接影響を与えることができる。初心者練習に参加して、ぜひ多くの人にカヌーに乗ってほしい。頑張りましょう。

 


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