24日(月)は午後から本部港塩川地区に行き、土砂積み込みに対する抗議行動に参加した。雨の中、朝から抗議行動が取り組まれていて、土砂を積んだダンプカーの前に立ちはだかり、歌やシュプレヒコールをしながらデモをして、土砂の積み込みを大幅に遅らせていた。
現場では沖縄防衛局が緑の策を設置し、さらに警備会社・テイケイの警備員が網を持って市民を排除していた。沖縄県の職員が止めるように指示しても無視して、港内や進入道路に網を張って市民を排除するテイケイに対しても抗議が行われた。
顔を見ればヤマトゥンチューばかりだ。沖縄に米軍基地を押しつけて、日本「本土」の平和と安全を確保する。この差別構造の上にあぐらをかいて、さらに沖縄に新たな基地を押しつけ、給料を得る。沖縄戦慰霊の日の翌日だが、沖縄の歴史を知っているのか。何を考えて網を手にしているのか。
なかなか進めないので、勤務中にもかかわらずタバコを吸っている運転手もいた。
積み込まれるのは赤土まみれというよりも、赤い泥まみれといった方がいい土砂だ。これがあの美しい辺野古の海に投下され、死の海に変えている。ひどいものだ。
機動隊に強制排除されても、すぐに次のダンプカーの前に入って先に進めない。それが何度も繰り返された。多くの市民が集まれば、それだけ機動隊も手が回らなくなる。市民の直接行動による非暴力の抵抗が、大きな効果が生み出している。
この日は午後5時で作業が終わったが、ダンプカー100台ちょっとの土砂しか積み込めなかった。市民の抗議行動がなければ、午前中で250台分を積んで出港していただろう。こうやって積み込み作業を遅らせることで、大浦湾のランプウェイ台船の土砂切れを起こせば、埋め立て工事を止めることができる。
24日は安和の琉球セメントの桟橋でも土砂積み込みが行われたが、午前7時頃から始まった作業が、同50分頃に止まり、そのあと再開されないまま、午後になって接岸していた第百三十六伊勢丸は桟橋を離れたとのこと。ベルトコンベアーに不具合が起こったのではないか、という声があった。
安和の沖には9隻のガット船が停泊していた。神峰、吉福善丸、marumasa2号、marumasa3号、清明、第八そうほう丸、第二十八旭丸、第八藤進、松龍丸の9隻だが、すべて空の状態だった。
これだけのガット船が空というのは、土砂の積み込みがかなり遅れているということだ。沖縄防衛局からすれば、今日は安和の琉球セメント桟橋と本部港塩川区の2カ所を使って、5隻以上に積み込みたかったのではないか。それがゼロに終わったのは大きな誤算だったはずだ。
土砂の積み込みを止めれば、埋め立てを止めることができる。粘り強く現場で行動しましょう!