22日(月)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。埋め立て用土砂を積んだランプウェイ台船の入れ替えがありそうだったので、平和丸に乗ってK9護岸に向かった。
K9護岸の近くまで来ると、土砂を積んだランプウェイ台船が護岸の手前まで来ていた。急いでフロートを越え、台船を目指した。
前日21日に行われた衆議院沖縄3区の補欠選挙は、辺野古新基地建設反対を公約に掲げた屋良朝博氏が初当選を果たした。へのこ「移設」容認を明確にした島尻愛子氏に大差をつけての勝利であり、沖縄の民意は再び三度示された。
その翌日に工事を行うこと自体、沖縄県民を愚弄するものだ。工事を強行し続ける安倍政権の沖縄に対する姿勢は異常である。民主主義と地方自治を破壊し、沖縄差別を継続する。そんな安倍を黙って見ている日本人は共犯者だ。抗議の声を上げ、行動しよう。
辺野古側に移動するとK8護岸では被覆ブロックの設置が行われていた。昼過ぎには一列が50個以上になっていた。被覆ブロックの幅がやく2・5メートルとして125メートルになる。その先に捨て石部分が50メートルほどある。K8護岸はすでにここまで伸びている。
午後、カヌーメンバーの一人がK8護岸まで2回達して工事を一時止めた。浅瀬の岩場を抜けていくのだが、干潮時とはいえ海保のGBをかわすのは並大抵のことではない。みな感心して眺め、応援していた。
海保の保安官の1人が、(オイルフェンスの)中に入って何がしたいのか、と聞くので、工事を止めたい、と答えたら笑い声を漏らした。きみは沖縄の人間か、と尋ねると、内地から来た、と言う。沖縄に基地を押しつけて恥ずかしくないのか、と尋ねたら、再び笑い声を漏らした。さすがにブチ切れて一悶着あったのだが、慌てて集まってきたゴムボートから別の海保が海に降りて交替し、この腐りナイチャー海保を逃がした。
海保にもいろいろな人がいる。中には目の前で海が破壊されていくことに胸をを痛めている者、沖縄県民の苦しみを理解しようとしている者もいると思うが、中にはこういう人をなめた者もいる。米軍基地建設のガードマンに成り下がり、沖縄県民の民意は踏みにじって米軍に奉仕するのが海保の仕事か?
②-1工区にある青い大型クレーンは動いておらず、この日は消波ブロックの設置作業はなかった。
②-1工区では埋め立て土砂やクレーンの足場を造る砂利を積んだダンプカーがやってきて資材を下ろしていた。K4護岸の上に荷台が見える様子を見れば、埋め立て土砂がどの程度まで積まれているかが分かる。埋め立て面積の拡大は遅いように見えても、埋め立て部分の厚みは増している。
②工区でも埋め立て土砂の投入が行われている。以前は手前のK1護岸の上にダンプカーの出入り口があったのだが、目立ちすぎると判断したのか、先週から少し奥の仮設道路側に出入り口を作ってダンプカーが土砂を運びこんでいる。