22日(金)は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古岬までカヌーを漕ぎ、K8護岸とK9護岸に行く班との二手に分かれて抗議行動を展開した。K8護岸では午前中、内側に設置した根固め用袋材を置き換えたり、トレーラー車に乗せて撤去する作業が行われていた。
この間にK9護岸では、土砂を積んで新たに接岸しようとするランプウェイ台船に対し、フロートを越えて抗議行動を行っている。海保に拘束されたあと、K9護岸に行った班が戻ってから、状況確認のためK4~K1護岸にかけてオイルフェンス沿いに漕ぎ、松田ぬ浜に戻った。
辺野古先近くの②-1工区では、青と白の大型クレーン車が立ち上がっていた。N3護岸とK4護岸が接する角のあたりからK4護岸沿いに砕石を敷き、その上に鉄板を敷く作業が行われている。大型クレーン車が作業をする足場を造っているように見える。
午後はK8護岸の外側に被覆ブロックを設置する作業が行われたので、カヌーチーム全体でオイルフェンスを越え抗議した。干潮のため岩場を抜けると海保のゴムボートが追うことができず、カヌー3艇がK8護岸のそばまで行って抗議したので、工事がしばらく止まった。
K8護岸には幅約2・5メートルの被覆ブロックが22列置かれている。現在、55メートル余の長さになっており、これから250メートルまで伸ばされて埋め立て土砂陸揚げのための桟橋として利用される。大浦湾と辺野古側の潮の流れを遮るだけでなく、埋め立て速度を倍加する役割を果たす。
だからこそカヌーチームと船団はK8護岸建設に対して、連日抗議行動を行っている。選挙や県民投票で沖縄の民意を示しても、それを無視して工事を強行し続ける安倍政権に対し、海やゲート前で行動しなければ、工事を止めるどころか遅らせることもできない。それが現実だ。
25日には新たに②工区に土砂が投入されようとしている。春休みで時間の取れる人は、ぜひ辺野古の現場に来て抗議行動に参加してほしい。