6日(水)は朝から雨で、海上行動は無理だと判断し午前中、自分の仕事を行った。やらなければならないことが多いのだが、体は一つ、1日は24時間しかない。
午後1時半頃、名護市安和区の琉球セメント桟橋に行き、ゲート前や車による抗議行動に参加した。桟橋には第十八福昌丸が接岸していて、土砂の積み込み作業が行われていた。この日は朝から激しい雨が降ったため、作業は午前10時過ぎから行われたとのことだった。
水曜は大行動日で、ゲート前では市民30人ほどがぐるぐる回りながら抗議の声を上げていた。同時に車による抗議行動も行われていて、土砂を積んだダンプカーは右折してゲートに入ることがなかなかできない。
ゲート前の道路は本部町の水族館に向かう観光客も多い。観光客のなかには物珍しげに見る人もいれば、手を振って応援する人もいる。辺野古のゲート前より交通量が多いのでPR効果は大きい。
午後3時半頃にダンプカーの搬入が終了し、3時40分頃に第十八福昌丸が離岸していった。この日は2隻目の作業はなく、抗議行動も3時半で終了した。気象条件もあったが、皆の頑張りで1隻の出港しか許していない。
本部港の塩川区に様子を見に行くとき、沖を見るとガット船が4隻(吉福善丸、第八そうほう丸、航安丸、marumasa3号)停泊していた。
本部港の塩川区では、去年の台風で破損した桟橋の修復がほぼ終了していた。コンクリートの養生が終われば、検査がすみしだい使用再開となるだろう。
県民投票のあと、沖縄県民は辺野古の新基地建設にどのような態度を示すだろうか。自分も意思表示はした、ということで終わってしまう人が多数なら、工事は止まらずに進んでいく。軟弱地盤や活断層の問題がどれだけ明らかになろうと工事は進んでいく、と私は考えている。自公政権に自らブレーキをかける能力はない。たとえ自滅に至る道でも止まることはないだろう。
沖縄県民が難儀をして汗を流し、つらい思いをしてでも工事を止めるために行動するか。それがなければ10年以上の期間と巨額の予算を浪費して、工事はだらだら進んでいくだろう。日本政府にとって「沖縄の負担軽減」などどうでもいいのだ。巨額の金が動く辺野古利権をだれが手放すか。軟弱地盤の問題もゼネコンとそれにつながる政治家にとって、新たな利益を得るネタでしかないだろう。