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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古の工事状況と安和の琉球セメント桟橋前の抗議行動

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 4日(月)は朝から明け方から雨が降っていたため、海上での抗議行動は中止となった。午前9時20分頃、豊原の高台から辺野古側の工事の様子を見た。K4護岸では天端のコンクリートブロックを修復する作業と、護岸の内側の被覆ブロックの上に栗石を敷き詰める作業が行われていた。

 敷き詰められた栗石の上に防砂シートが設置され、その上を根固め用袋材で覆っていく。この間、3月215日に土砂投入が予定されている②工区では、埋め立てに向けた準備作業が進められている。

 辺野古岬近くの②-1工区では、赤土混じりの土砂が運ばれてきて、ブルドーザーで海に広げられていた。この後、午前10時前に土砂が無くなって、しばらく作業が中断した。

 続けて瀬嵩に行き、海岸から大浦湾の様子を見た。2日(土)にはガット船(土砂運搬船)が1隻もない状況となっていたが、この日の朝、3隻のガット船が入ってきていた。上からMarumasa3号、松龍丸、航安丸で、航安丸はランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 K9護岸で土砂を陸揚げしていたランプウェイ台船が、作業を終えて午前10時ごろに護岸から離れた。いつもは土砂を積んで準備していた次のランプウェイ台船とすぐに入れ替わるのだが、この日は準備された台船がなかった。先週の金・土曜日の2日続けてガット船が大浦湾に入って来なかったため、土砂を台船に積み替えて準備することができなかったのだ。

 今回は海が荒れてガット船が大浦湾に入れなかったため、埋め立て土砂の陸揚げと投入のサイクルが狂い、埋め立て作業が一時中断することとなった。琉球セメント桟橋での抗議行動を強化し、ガット船が大浦湾に入るのを遅らせていけば、土砂が切れて埋め立てができない状況を作り出せるのだ。

 瀬嵩の海岸からは、辺野古岬のN4護岸の工事の様子も見ることができる。今日も捨石の投下が行われていた。材料の石材はキャンプ・シュワブのゲートから入ってくる。それを止め切れていないことが、海の破壊を許すことになっている。

 辺野古から安和に移動し、午前11時頃から土砂積み込みに対し、車による抗議行動に参加した。琉球セメントの桟橋には第百三十六伊勢丸が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。

 

 ダンプカーから降ろされ、ベルトコンベアーで桟橋に運ばれる土砂を見ていると、赤土が大量に混じったものと、ほとんど栗石の2種類が混合されている。比率は赤土混じりが2に対し栗石が1くらいか。「岩ズリ」といいながら赤土が多いのが批判されているので、石の比率を高めようとしているのだろう。

 昼食後、午後は桟橋前の車両出入口付近で行われている抗議行動に参加した。プラカードを掲げて出入り口前を往復し、土砂を積んだダンプカーが入るのに抗議を続けた。朝から行動している人は何時間も歩き続けることになる。ダンプカーの排気ガスを浴びながら、粘り強いたたかいが毎日行われている。

 午後1時55分頃、第百三十六伊勢丸が桟橋を離れた。この日2回目の出向で、沖で待機していた第八そうほう丸が接岸し、午後2時28分頃から土砂積み込みが再開された。

 4日はトゥシヌユルーで、旧暦の大晦日だった。こんな日にも辺野古の海を破壊する工事が強行されている。沖縄県民を愚弄する工事を1日も早く止めましょう。

 


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