7日(金)は午後4時頃、豊原の高台からK1~N3にいたる各護岸の様子を見た。護岸上に作業員の姿はなく、辺野古岬近くの工区でも海岸付近はブルーシートで覆われ、作業は行われていなかった。
瀬嵩側に移動して森の上から大浦湾を見ると、汀間沖あたりまで大型フロートが撤去されていた。長島から航路付近にかけてはオイルフェンスがすでに撤去されていたので、そこから続けて6日と7日でフロートを片づけたようだ。
熱帯性低気圧の影響で海は白波が立ち、作業は終わっていた。瀬嵩側のオイルフェンスと汚濁防止膜はまだ残されていて、来週中には大浦湾を分断し、抗議する市民を排除していた障害物が取り除かれるだろう。
しかし、これは見せかけの「撤去」でしかない。以前、翁長知事が埋め立て承認を取り消した時と同じように、工事が再開されればすぐに再設置される。そのためにキャンプ・シュワブの陸上部に保管し、いつでも移動して引き出せるようになっている。
森の上から見ても、米軍のレジャービーチや沿岸の高台、辺野古岬近くの作業ヤードなどにオイルフェンスとフロート、汚濁防止膜などが保管されている。これらをキャンプ・シュワブから外に出してはじめて撤去といえるのであり、海から陸揚げしただけならただの陸上保管でしかない。
真の撤去を実現するには、日本政府に辺野古新基地建設を断念させなければならない。そのためには名護市議会議員選挙や県知事選挙、さらに埋め立て承認撤回をめぐる裁判を勝利すると同時に、ゲート前と海上で多くの市民が行動しないといけない。国会や県議会、全国各地での取り組みの強化も当然必要だ。
大浦湾から大城ヨシタミさんの選挙事務所に行き、夕方から8時まで街宣活動を手伝った。
事務所には故翁長雄志知事と玉城デニー予定候補者の為書きが並んで貼られている。名護市議会議員選挙の運動も残り1日となった。新基地建設に反対する候補者全員の当選のために頑張りましょう。