11日(水)は台風8号の影響で海上行動は休みとなった。午後3時頃に辺野古に行くと、ゲートから資材の搬入が行われていた。海の方は作業船や警戒船は出ておらず、各護岸の先端部に重機や作業員の姿はなかった。
上から2枚目、オイルフェンスはまだ護岸の内側に置かれている。明日以降、護岸の外側に再設置が行われるだろう。それが終わればK4護岸の辺野古岬側で捨て石の投下が再開される。3枚目の写真を見ればわかるようにN3護岸との残りはわずかだ。
3枚目の写真の手前はN5護岸だが、根固め用袋材が破損したのか、護岸の途中に砕石が散らばっている。海底にも散らばっていると思われるが、海側から見えないのをいいことに、いい加減な作業をしているのが分かる。
3週連続の台風襲来で予定が遅れた分、沖縄防衛局は8月17日の土砂投入に間に合わせるため、しゃにむに工事を進めるだろう。それを許さないために、カヌーと抗議船で海に出ましょう。
K1護岸の付け根部分でバックホーが路面に砕石をならしていた。クレーン車も動いていたが、台風の高波で崩れた天端の補修を行っているようだった。
上の写真で手前の護岸の向こうにある根固め用袋材の重なりは、辺野古岬付近から海岸沿いに伸びる仮設道路だ。もうすぐK1護岸の付け根部分とつながろうとしている。
昨年の6月下旬、取り付け道路の捨て石投下が始まり、仮設道路の建設が始まったのだが、1年でここまで工事が進んだ。海亀が産卵に訪れていた砂浜がこのように破壊されてしまった。沖縄島に残されていた自然の海岸が、また失われたのだ。わじわじーしちぷしがらん。
大浦湾のK9護岸周辺も、まだ台船は戻ってきてなかった。11日は風が強かったが、波は収まりつつある。12日以降、こちらも動きがあるだろう。
自然の力は強大だが、台風頼みではしょうがない。自分にできることをやらねば。