10日(火)は台風8号の影響で辺野古の海は大時化だった。新基地建設工事ができる状況ではなく、海上でもゲート前でも抗議行動は行われなかった。
午後5時頃に辺野古に行き、豊原区の高台から護岸の状況を見た。台風8号は先島方向へ向かったが、それでも海は荒れて高波がN3護岸やK4護岸に打ち寄せ、白い飛沫をあげて何度も越えていた。オイルフェンスは波を避けて護岸の内側に置かれていた。
K3護岸を越える高波。正面からぶつかるのではなく、K3護岸とK4護岸がつながる角から護岸沿いに波がうねり、岸に寄せながら頂点部が護岸を越えていた。
https://www.youtube.com/watch?v=9uA6EaYWMyw&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=pL99U1K6lH4&feature=youtu.be
K4護岸は正面からぶつかった高波が、飛沫をあげてくり返し乗り越えていた。台風8号が先島方向に向かったので、沖縄島はまだ影響が少なかったが、それでもこの波だ。これで直撃していたらどうなっていただろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=3N0S3tHK0QQ&feature=youtu.be
午後5時26分頃、高波が打ち寄せるK4護岸を歩いている人影があった。作業員か沖縄防衛局の職員だと思うが、根固め用袋材が置かれた所まで行き、写真を撮って現場を確認しているようだった。何か問題があったのを確認したのだろうか。
上の写真は午後5時52分頃に撮影したものだが、その前にも作業員か防衛協の職員が歩いていた場所に、何度も高波が打ち寄せていた。もし巻き込まれていたら海に転落し、大事故になっていただろう。
こんな危険な現場確認作業を沖縄防衛局は容認しているのか。いったいどういう安全指導をしているのか。現場が勝手にやったではすまされないはずだ。海上保安庁も厳重に注意すべきである。
安倍政権の下で、土砂投入に向けて工事を急ぐように圧力が強まっているだろう。遅れの責任を問われる現場担当者は、無理を承知で工事を進める。事故はこういう時に起こる。こんなでたらめな工事を許してはならない。