53年前の1959年6月30日、石川市(当時)の宮森小学校に米軍のジェット戦闘機が墜落した。同小学校の児童11人を含む17人が死亡するという大惨事となった。事故の犠牲者を悼む慰霊祭が、29日に宮森小学校で行われたことが報じられている。
http://www.qab.co.jp/news/2012062936361.html
沖縄ではいま、MV22オスプレイの普天間基地配備に反対する動きが広がり、県民大会開催に向けての動きも具体化し始めている。しかし、米国は29日にオスプレイ配備を日本側に正式に通告する「接受国通報」を行った。オスプレイを積んだ輸送船の出港も予定されている。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-193203-storytopic-3.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-06-29_35719/
日本政府は米国の言いなりであり、30日に来沖する森本敏防衛大臣もしょせん、アメリカの意思を伝えるメッセンジャーボーイにすぎない。政府の閣僚がいう「沖縄県民に理解を求める」という言葉は一方的なものであり、沖縄県民の意思を理解する姿勢はない。アメリカが方針を決めれば、それに従うのが自分の仕事と考えている者たちばかりだ。
28日にテレビ朝日のモーニングバードで、オスプレイ配備について取り上げているのを教えてもらった。田中宇氏と真喜志好一氏がオスプレイの危険性や配備の問題点、沖縄の怒り、配備を進める者たちなどについて説明している。
http://www.dailymotion.com/video/xrtsdk_20120628-yyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news
オスプレイが墜落し宮森小学校の悲劇が繰り返される。沖縄では多くの人がそのことを懸念し、身に迫る危険を感じている。長年にわたってオスプレイ配備を隠し、沖縄県民をあざむき続けて、何が今さら「理解を求める」か。宮森小学校の悲劇があった日に沖縄に来てオスプレイ配備を要請する森本大臣の行為は、沖縄県民の怒りと反対の意思を余計に高めるだろう。