6月20日午後7時から沖縄市高原公民館で、「命の雫」裁判を支援する会沖縄の報告会が開かれたので参加した。
札幌地方裁判所で行われている「命の雫」裁判の第9回口頭弁論が、5月18日に行われた。弁護団事務局長の山田佳以弁護士が記した第9回口頭弁論の内容報告を、亡くなった島袋英吉さんの弟・恵祐さんが読み上げた。被告(国)が提出した準備書面の内容や、7月27日の次回公判の予定が説明された。次回で一通り原告・被告双方の主張が終わり、そのあと証人尋問が行われ、自衛隊の当事者が証言する山場を迎えるとのこと。
続けて、支援する会協同代表の渡嘉敷直久さん、呼びかけ人の照屋盛行さんが、裁判を傍聴しての報告を行った。会場から質問を受けたあと、共同代表の根保幸栄さんが、第10回口頭弁論に向けて、裁判の傍聴や署名・募金活動などを提起した。
英吉さんの父・島袋勉さんは「原告宣言文」を読み上げた。文章からも、読み上げる姿からも、息子を奪われたつらさ、苦しさ、悔しさが痛いほど伝わってきた。会場には裁判を支援する地域の人たちが数多くつめかけ、勉さんの訴えに聞き入っていた。
23日には平和祈念公園で支援する会の署名活動が行われる。募金も含めてご協力をお願いします。
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「命の雫」裁判の報告会が開かれる
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