4月25日(水)は3回目の海上座り込み行動が取り組まれ、カヌー83艇、抗議船8隻(乗員計130人)が辺野古の海にくり出して、K3護岸をはじめとした海上での工事に反対の声をあげた。
昨年の同日に瀬嵩側のK9護岸の建設に着手してから、日本政府・沖縄防衛局は工事の難しい大浦湾の埋め立てを後回しにし、辺野古側のリーフ内の浅い海域から埋め立てに着手しようとしている。名護市長選挙や沖縄県知事選挙に向けて、県民に工事の進行を印象付けようという魂胆だが、あと2か月ほどで一部の護岸がつながりかねない状況となっている。
久しぶりに海に出て現場の状況を目にした人は、護岸工事がここまで進行していることに驚いたかもしれない。ゲートから運び込まれる大量の砕石は、日々海に投下され、打ち固められて海を破壊している。ガラガラとこぼされる砕石の音を聞くと、胸がかきむしられるような思いを味わうだろう。この現実を直視して、止める方策を考え、実行しないといけない。
午前9時に松田の浜を出発し、辺野古に新基地を造らせないぶるーの船を先頭に、カヌーが2列になって海上パレードを行った。オイルフェンス沿いにK3護岸付近からN4護岸の方向に漕ぎ進み、オイルフェンスの曲がり角付近で海上集会を行った。
集会では新しく造られたプラカードを掲げ、シュプレヒコールや合唱、船からの発言やメッセージの紹介が行われた。目の前で捨て石の投下が行われるなか、午前10時頃に集会を終え、カヌーメンバーが移動したあと、10時15分頃にオイルフェンスを越えて工事現場を目ざした。2人が護岸の近くまで達し、5分ほどだが捨て石の投下が止まった。
昼食後、松田ぬ浜で集会を開いた。