9日は確定申告に行ってきた。前日から領収書などの整理をして準備したのだが、毎年、確定申告の時期になると思うのは、高江や辺野古で反基地運動に参加している人は日当をもらっている、というネトウヨどもがたれ流しているデマのことだ。
デマの中には日当5万円というとんでもないのもある。それが事実なら私など高額所得者だろう。無論、日当など1円ももらっていないから、確定申告で出す所得は原稿料や印税、講師料などの分だけだ。ネトウヨが本気で反対運動参加者は日当をもらっている、と思っているのなら、目取真は脱税していると騒ぎそうだが、そういうこともない。自分でもデマだと分かっているのだろう。
佐川宣寿国税庁長官が職を辞した。確定申告の真っ最中に辞職するのはよほどのことで、国会で追及されるのを恐れて逃亡を図っているわけか。そうやって安倍首相に忠誠を誓っているのかしれないが、税務署の職員もアホらしくてやってられないだろうな。こういう奴を逃がしてはいけない。
大浦湾の活断層問題を追及してきた皆さんの努力で、活断層の存在はもとよりケーソンを設置する海底の地盤の軟弱さも明らかとなっている。長島の近くではクレーン付き台船がずっと海底ボーリング調査を行ってきたので、何か問題があるのでは……、と言われてきたのだが、開示された資料ではその場所が黒塗りになっている。
大浦湾側で工事が進められないため、辺野古側のリーフ内で護岸工事が進められている。いずれ行き詰まるのが目に見えているのに、膨大な予算が浪費されている。工事が難航すればするほどゼネコンやアルソック(綜合警備保障)など沖縄を食い物にしている企業は儲かり、防衛予算に群がる政治家・官僚は利権を得る。
辺野古の海、大浦湾に張りめぐらしているオイルフェンスやフロートに費やした予算を教育や福祉に回せば、どれだけの人が救われただろうか。あるいは護岸工事に費やした予算を回せば。数千億円といわれる予算を費やして新たな米軍基地を造る。こんなことのために税金を納めているのではない。