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Channel: 海鳴りの島から
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K2護岸・K4護岸への抗議行動。

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 3月1日(木)は朝、カヌー6艇で松田ぬ浜を出発した。ほかにカヌー3艇で初心者練習を行った。前日は春の嵐で海上行動は中止となったが、この日はよく晴れて青空が広がった。森の緑も若葉が出て春を感じさせる。

 K2護岸は目視でK1護岸と同じくらいの長さになっており、ほぼ完成しているのではないかと思われる。今週は護岸の向こう側に根固め用袋材を下ろす作業を行っている。ダンプカーが方向転換したり、資材を置いたりする場所を造っているようだ。

 カヌーの数が少ないと、海保のゴムボートが1艇ずつに張り付くので、オイルフェンスを越えることすら難しくなる。それでも何度もオイルフェンスを越えて抗議をくり返した。

 月~水は自分の仕事をしていたので、久しぶりの参加となった。ネトウヨがいろいろデマを流しているが、カヌーチームは無償のボランティア行為だ。年金生活者でなければ、仕事の合間に参加するしかない。

 参加したくても、仕事が忙しくて歯がゆい思いをしているメンバーもいるだろう。インターネット上でいろいろ書きとばすのは簡単だ。しかし、海に出てカヌーを漕ぎ続けるのは簡単ではない。厳しい条件の中、みな懸命に頑張っている。

 午前中、スパッド台船が1基、K1・K2護岸のそばに運ばれて来ていた。この付近で調査するのか、調査を終えて解体するのか、この時点では分からなかった。

 K1・K2護岸のそばの砂浜では、今日も水陸両用車4両が出て訓練を行っていた。浅瀬を走行すると海草とともに海底の砂が舞い上がる。砂浜も海亀が産卵に訪れる場所だ。日々の訓練と新基地建設による埋め立てで、貴重な自然が破壊されているのだ。

 K4護岸では捨て石の投下が行われていた。この日は所用のため、私は午前中で海上行動を終えたが、ほかのメンバーは午後、K4護岸で抗議を行ったとのこと。

 海に出れば工事が進行している現実を目にし、投下される砕石の音を聞かねばならない。それがどれだけつらく、きついことか。

 そのつらさ、きつさに耐えて、海で抗議するメンバーがもっと増えてほしい、特にウチナンチューは自分たちの島が破壊されるのを黙って見ていていいのか。自分たちが島を守らなければ、誰が守るのか。


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