7日はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、資材搬入に抗議する座り込み行動に参加した。この日も3回、座り込む市民を沖縄県警・機動隊が強制排除し、石材を積んだダンプカーや生コンのミキサー車、カバーで覆われた資材を積んだトレーラー車などがゲートに入っていった。琉球新報のツイッターによれば、この日は計287台が入ったとのこと。
水曜行動で100人以上の参加者があり、その分、排除にも時間がかかる。ごぼう抜きされてもみな必死に頑張っている。現在、陸上と海上から資材搬入が行われているが、300人以上の市民が集まってゲートからの搬入を止めれば、護岸工事は立ち行かなくなる。
広大な海域を埋め立てるのに必要な土砂は、護岸工事の比ではない。米軍基地の弱点はゲートであり、その前での非暴力の座り込みは大きな力を持っている。行政権限による阻止、遅延は重要だが、この闘いを最後に決するのは、ゲート前にどれだけの市民が集まるかだ。自信を持って取り組みを強化しましょう。
石材の粉末で白く汚れたタイヤが国道を汚す。粉塵と排気ガスで環境汚染を犯しながら、砂や石材などの資材を積んだダンプカーがゲート内に入っていく。荷台を見ると、明らかに過積載の車両が何台もある。沖縄県警は見て見ぬふりをしているが、これで市民に法令順守を言えるのか。
座り込みが強制排除されたあとも、歩道に立ってプラカードを掲げて抗議が続く。資材を下ろした工事車両がすべて出るまで1時間ほどかかる。この日は工事用ゲートが閉まったあと、辺野古弾薬庫側の第2ゲートから出たミキサー車もあり、それに対しても抗議が行われた。
午前11時過ぎに辺野古側の護岸工事の様子を見に行った。陽が差して浅瀬の海草の緑が鮮やかだった。K2護岸では捨て石の投下が行われており、カヌーと船による抗議行動が行われていた。この海の埋め立て、破壊を許さないために、ぜひ辺野古に駆けつけてほしい。
K4護岸では汚濁防止膜の再設置が行われていた。一定の距離が進むと、汚濁防止膜を前の方に張り直していく。そのたびに工事が進んでいることを示している。
沖縄防衛局は6月にも護岸による囲い込みを終え、埋め立て用土砂を投入すると打ち出している。台風シーズンを迎える前に護岸工事を進め、もう後戻りできない、という印象操作を行うことで、県知事選挙を勝利しようという魂胆だ。
すでに名護市長選挙でその手法は成功している。それを許さないために、翁長知事は埋め立て承認の撤回に踏み切って、工事が進行している流れをいったん断ち切るべきだ。そうやって自らへの信頼を回復しなければ、県知事選挙での再選もおぼつかなくなる。撤回による裁判以前に、翁長知事が自滅しては話にならない。
午後4時から名護市役所の2階広場で、稲嶺進市長と山里将雄副市長、座間味法子教育長の退任式があった。つめかけた数百人の市民の数が、稲嶺市長への信頼と感謝を表していた。子どもたちの未来のために…という言葉をいつも口にしていた。その信念と実績はこれからも名護の地で生かされていくだろう。