https://www.youtube.com/watch?v=JemCDB-kwbQ&feature=youtu.be
27日はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、2回目と3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。ゲート前の抗議行動は今日が今年最後とのことだが、ゲート前に座り込む市民に沖縄県警の暴力的弾圧がくり返された。
機動隊に強制排除されるとはいえ、市民がゲート前で座り込むことにより、工事車両は自由に出入りすることができない。警察車両をゲート前に置くこと自体が、自らゲートを封鎖しているようなものだ。
もし座り込む人がいなかったらどうなっていたか、想像してみるといい。広大な基地もゲートという限られた場所を封鎖されると機能が停止する。基地にとって最大の弱点はゲートであり、市民の非暴力の座り込みでも大きな力を発揮できるのだ。来年も座り込もう、ゲート前へ!
https://www.youtube.com/watch?v=tbI5DWIv2KE&feature=youtu.be
ゲート前から強制排除した市民を、機動隊がバスと隊員で歩道に囲い込み、その間に工事車両が基地内に入っていく。排除の際に嫌がらせで暴力をふるう機動隊員も多く、壁を作る隊員に市民の抗議の声が上がった。
石材を積んだダンプカーに加えて、護岸建設用の被覆ブロック制作や兵舎建設のために、生コンのミキサー車も大量に出入りしている。基地内に生コンプラントも建設されているが、時間の制約があるミキサー車を止めれば、工事の進行に大きな影響が出る。
歩道の囲いが解かれたあとは、国道沿いで抗議が続けられた。工事車両が増えたため渋滞もひどくなっている。市民生活に悪影響を与えようと、沖縄防衛局はおかまいなしだ。
車で抗議した市民が警察に取り囲まれたが、駆け付けた仲間の抗議で解放された。
北勝重機運輸のダンプカーが排気ガスをまき散らしてゲートから出て行った。明らかに整備不良だ。ゲート前はダンプカーの排気ガスと石材の粉末で空気が汚染され、長時間抗議していると息苦しくなる。新基地建設にともなう環境破壊が、こういう形でも現れている。
午後2時過ぎに辺野古沿岸部の工事の状況を見に行った。K1護岸では根固め用袋材が置かれた先端部近くまですでに被覆ブロックが設置されており、クレーン車は護岸の後方まで下がっていた。ショベルカーが護岸の路盤整備を行っていた。
N5護岸では午前中、先端部周辺を囲っていた汚濁防止膜が撤去され、まだ被覆ブロックを設置していない部分の上を覆う形で置かれていた。捨て石部分を保護しているのだろうか。年明けの工事再開とともに、K4護岸の建設に向けて再設置されるのだろう。
一通り作業を終えたらしく午後、護岸上にクレーン車やショベルカーの姿はなかった。
仮設道路の建設現場では、午後も根固め用袋材の設置作業が進められていた。
基地の金網の間にもスミレの花は咲く。この1年、ゲート前の座り込み行動に参加された皆さん、お疲れさまでした。年末年始に体と心を休めて、来年も頑張りましょう。