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Channel: 海鳴りの島から
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普天間基地を即時閉鎖し、在沖海兵隊は米本国へ撤退せよ!

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 8日は天候不良のため、カヌーによる抗議行動は中止となった。抗議船を1隻出して海上から辺野古側の工事現場の様子を見た。

 N5護岸の建設現場では、新しく伸ばした捨て石の側面に被覆ブロックを設置する作業が行われていた。

 新基地建設に向けては、沿岸部の工事だけでなく陸上でも兵舎建設などの工事が進められている。海上がら見ると兵舎建設現場の近くに大量の赤土が山盛りになっている。8日は断続的に雨が降っていたが、本来ならブルーシートで盛り土を覆って赤土流出を防止しないといけないはずだ。

 米軍基地内だから気付かれないとでも思っているのか。県の赤土等流出防止条例に違反しているのではないか。流出した赤土は辺野古の海を汚染する。米軍基地内の工事のずさんさを示している。

 鉄塔前で進められている仮設道路工事では、向かって右側のN5護岸に向けて伸びる方向では、汚濁防止膜を前の方に再設置していた。新たな捨て石投下に向けて空間を確保する作業である。

 向かって左側のK1護岸に伸びていく方向では、根固め用袋材を置いて仮設道路を伸ばす作業が行われている。途中にヒューム管を設置し排水路も確保されている。海亀が産卵に訪れていた砂浜が、仮設道路工事によって海と隔てられ、破壊されていく。

 K1護岸でもトレーラー車で被覆ブロックが運び込まれ、伸ばされた部分の側面に設置する作業が行われていた。作業和船も2隻出ていて、開口部付近に潜水士が潜り、作業を行っていた。

 昨日7日、普天間基地に近い保育園の屋根に米軍ヘリの部品が落下した。園庭では子どもたちが遊んでいて、落下場所が数メートルずれていたら子どもたちに当たり、大惨事となるところだった。そういう事故を起こしながら昨日も今日も、米軍は反省の色一つなくヘリによる訓練を続けている。

 辺野古の上空でも昨夜は夜の9時頃になってもヘリの爆音がとどろき、8日も朝からヘリの訓練が行われていた。米軍にとって沖縄はいまだ占領地か植民地の感覚、意識なのだろう。おとなしい沖縄人はどこまでもなめられている。

 普天間基地は市街地にあるから辺野古に移せと政府はいう。まるで辺野古には人が住んでいないかのようだ。辺野古弾薬庫の再編強化もメディアで報道されており、キャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブ、辺野古新基地、北部訓練場、伊江島補助飛行場と沖縄島北部は米海兵隊の一大拠点になろうとしている。

 だからといって普天間基地がすみやかに返還されるとは限らない。米軍はみずからの利益しか考えない。沖縄県民が総力を挙げて普天間基地の即時閉鎖を実現しなければ、大惨事が起こるのは時間の問題だ。辺野古新基地建設など必要ない。在沖海兵隊は米本国に撤退するべきなのだ。

 


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