6日(水)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。遅れて3艇が別行動をし、ほかに初心者練習も行われた。抗議船は4隻が出港し、カヌーとともに辺野古側各所で抗議行動を展開した。
N5護岸の工事現場では捨て石が投下され、護岸を伸ばす作業が進められた。
工事中のN5護岸の先には、砂地に海草が茂っている。すでに捨て石が投下された場所にも、同じように海の草原が広がっていた。陽が照ると海底が透けて見え、エメラルドグリーンの海の色がいちだんと映える。こういう清ら海(ちゅらうみ)を破壊して捨て石が投下されているのだ。
今のままではこの場所も年内に捨て石が投下され、破壊されるだろう。しょせんは沖縄の、やんばるのことだと、多くの人は見て見ぬふりをしてすますのだろうか。
映画館そばの作業ヤードでは、根固め用袋材を積んで目隠しにし、その裏で被覆ブロックの製作が行われている。ミキサー車が並び、型枠に生コンを流し込んでいた。
K1護岸の工事現場でも捨て石の投下が行われていた。広範囲にオイルフェンスが張られ、海保の警備も厳しい中、カヌーメンバーは何度もオイルフェンスを越えて抗議をくり返した。海に飛び込んでずぶ濡れになると体が冷えるが、時おり日が差したのが有り難かった。
今週から来週にかけて全国的に冷え込むようだ。海上行動には厳しい季節となるが、基地あるが故の事件、事故の犠牲となった人のことを思い、基地を黙認することの加害性を自覚し、沖縄の自然を守るために頑張りましょう。