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Channel: 海鳴りの島から
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資材搬入はなかったが、辺野古沿岸部の工事は進められる。

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 9日(土)は午後から用事があったので、海上行動は休みを取って朝、ゲート前の座り込みに参加した。この日はゲートからの資材搬入はなく、ゲート前やテントで参加者のあいさつが続いた。

 私にもマイクが回ってきたので、最近の海の状況を話した。N5護岸やK1護岸の進行状況について、危機感を抱いている参加者の声が多く聞かれた。同時にゲートを現在のように自由に使わせていないことや、海上からの資材搬入が抗議行動によって行き詰っていることなどの意義も確認された。

 7日に宜野湾市の保育園に米軍ヘリの部品が落下した件について、米海兵隊太平洋基地司令官が、飛行中の落下の可能性は低い、と発言している。米軍自身の調査に基づく発言であり、ゲート前の集会では、米軍の隠ぺい体質についての批判があった。

 米軍は自らの失態を否定するのなら、沖縄県警の基地内捜査や県の立ち入り調査を認めるべきだ。これまで何度も部品を落下させてきて、身内の調査だけで事態収拾を図ることは許されない。

 午前11時頃、辺野古側沿岸部の様子を見に行くと、K1護岸では捨て石の投下作業が行われていた。オイルフェンスのそばに泊まった平和丸から、抗議の声が海に響いていた。

 鉄塔前ではK1護岸方向とN5護岸方向に仮設道路を伸ばす工事が行われている。道路の下には排水管が設置されている。陸上から海に流れ込む雨水を排出するためと思われる。基地内に盛られた赤土の山が、保護もされずに露出しているのが確認されている。赤土流出対策は十分になされているのか。

 仮設道路が検察されることにより、キャンプ・シュワブ内に残されていた自然の砂浜が海と隔てられ破壊されていく。海亀が産卵に訪れることも不可能になり、基地返還後に市民が浜を利用する機会も失われていく。この破壊の状況を翁長知事をはじめ県の幹部らは自分の目で確かめるべきだ。県庁のビルの中で報告だけを聞いていて何が分かるか。

 N5護岸では被覆ブロックの設置が行われていた。1週間で30メートルのペースで作業が進んでいる。この場所は浅い海域で、資材を保管している作業ヤードにも近いため作業の効率がいい。

 カヌーメンバーはこの日も、オイルフェンスの内外で抗議行動を展開している。現在、平日も初心者練習を行っているので、下記のブログを参考にしてほしい。

https://henokoblue.wixsite.com/henokoblue


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