https://www.youtube.com/watch?v=Fc5-s5kpIT4&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=g0JEJRNLkqc&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=Qbps4hjuEG8&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=hiex1daQE8k&feature=youtu.be
14日は海上からの資材搬入が始まるということで、いつもより時間をくり上げて夜も明けないうちに集合した。雨のためカヌーによる行動は難しかったので、カヌーメンバーも全員船に乗り、石材を積んで奥港からやってきた搬送船に抗議した。
大浦湾の航路付近は海上保安庁のゴムボートが規制しており、雨に煙る水平線に石材の搬送船が姿を見せると、市民の抗議船を遠ざけるために圧力をかけてきた。4隻の抗議船の船長たちが果敢に搬送船に近づき、沖縄県民に犠牲を強いて工事を強行する国と沖縄防衛局に抗議の声を上げた。
琉球大学の学生時代に国文科は年に1度、国頭村奥にある大学の山荘で合宿・交流会を開いていた。深い森と茶畑が広がっていた風景を思い出す。奥はあの頃の琉大国文科の学生には思い出の地だ。ヤンバルの静かな集落の生活を破壊してダンプカーを何十台、何百台と走らせ、石材を搬送する日本政府と沖縄防衛局に怒りを抑えきれない。
沖縄防衛局は抗議する市民の力を分散できるとほくそ笑んでいる。しかし、沖縄県警の警備も分散し、必ず穴ができる。昨年の高江のようにそう何度も全国から500人の機動隊を集めることはできない。市民が知恵をめぐらして各所で抗議すれば、逆に工事を止めるチャンスも増える。そのために多くの人が各現場に足を運んで汗を流してほしい。
搬送船が航路を通るときは雨が厳しくなった。船のメンバーは雨に打たれながら抗議を続けたが、最後は海保のゴムボートが強引に横付けして保安官が乗り込んできた。タグボートがオイルフェンスを引っ張ってきて航路を閉じたので、K9護岸の方に移動して抗議を続けた。
午前9時半ごろにK9護岸の近くまでやってきた搬送船は、午前10時過ぎにK9護岸に接岸した。ダンプカーの出し入れを点検したあと、午前11時半ごろから石材をダンプカーに積み込み、搬送を開始した。
K9護岸はあくまで埋め立てに向けた護岸として作られたものであり、港の桟橋ではない。構造的な強度や周辺のサンゴに与える影響など多くの問題があるはずだ。海は気象条件の影響も大きい。今日の搬入は試験的なものでダンプカーの数も少なかったが、これから本格的な搬送が始まるのを許さないために、多様な角度から反対の声を上げて行動しましょう。
午前中、船に乗って海上搬送に対する抗議行動を行ったあと昼食をとり、午後はカヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。K1護岸とN5護岸の工事に対して抗議行動を行った。
どくろの絵がある浜で進められているK1護岸の工事は、仮設道路の先端部にある小川付近に捨て石を投下して埋める作業が行われていた。小川周辺部にはショベルカーで切り崩したと思われる跡がある。事前に文化財の調査は行われたのか。何のために陸上部に石材を投下しているのか、注意したい。
N5護岸では捨て石を投下し、バックホーで形を整えて護岸を伸ばす作業が進められていた。カヌーチームはオイルフェンスを越え、各抗議船はオイルフェンスを押して、捨て石の投下、整備に抗議を続けた。
陽が照っているときはまだいいが、午前中は雨のなか波飛沫も受け、濡れた体がさすがに冷えた。夜も明けないうちから集合して午後4時過ぎまで行動し、それから片づけをして帰宅する。遠距離からきている人は大変だと思う。
それでも連日、多くの人が辺野古や各現場に駆けつけ、工事を止めようと体を張って行動しているこれ以上の沖縄基地の強化を許さないために。
キャンプ・シュワブに2基のオスプレイが着陸し訓練していたが、新基地ができれば名護・やんばるの地はどうなるか。
昨年4月に元海兵隊員の米軍属に殺害された名護市出身の女性の裁判が16日に始まる。米軍基地が集中することによって、沖縄がどれだけの犠牲を強いられてきたか。新基地ができることでさらにどれだけの犠牲が強いられようとしているか。
そのことを思えば、日本政府の強権行使に対して、嫌でも抵抗せざるを得ないのだ。