11月4日(日)は仲宗根区の豊年祭・村踊り(むらうどぅい)に参加した。4年に1度行われる区の行事で、これまでは土、日の2回行われていたのだが、今回から日曜日の1回になった。午後2時から道じゅねーを行い、旗頭を先頭に獅子や踊り、棒術の演者に各組(班)の踊りが続いて、仲宗根の町を華やかした。
子どもの頃は獅子のことをシーシーモーカーと呼んでいたのだが、獅子を追っかけまわして歓声を上げていたのを思い出す。ムラ(字・区)の守り神である。
毎回棒術の一員として参加している。棒の組ではすーまち(潮巻き)棒や佐久川の棍などの型3種類、組棒などを披露している。二人で打ち合う組棒は、少し間違うとケガをするので真剣そのもの。単に手を合わせるだけではなく、できる限りのスピードで打ち合っている。
夕方6時半からは、アサギの前の庭で奉納の踊りや棒術を演じた。午後10時頃まで、次々と琉球舞踊や狂言などが演じられる。皆、昼間は仕事があるので練習は夜になるが、この日のために連日練習を積み重ねてきた。
本番は緊張して自分の出し物が終わるまで気が抜けない。過疎化や高齢化が進んで区長をはじめ役員の皆さんの苦労は大きいと思うが、この字で生まれ育ったものとして、毎回参加してよかったと思う。子どもからお年寄りまで皆で作り上げていく行事であり、大切に続けていきたいものだ。