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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古沿岸の工事再開に向けての動き

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 11月に入った。1日は北東から東の風が強く、海上行動は中止となった。午前8時半頃、松田ぬ浜に様子を見に行くと、仮設道路などの作業はまだ始まっていなかった。

 浜から出た米軍の水陸両用車が沖の強襲揚陸艦をめざして進んでいったが、中の1両がエンジントラブルでもあったのか、浜に戻ってきた。キャンプ・シュワブではこれが日常の風景となっている。ヤマトゥで暮らす人たちは、自分がふだん目にする海で同じ光景が見られないのはなぜかを考えてほしい。

 午前中は干潮のため作業和船が浅瀬には来られない。和船が近寄れる範囲に一部オイルフェンスが張られていたが、午後、潮が満ちてから復旧作業が進められたかもしれない。以下は午前中の各工事現場の様子。

 鉄塔前の取り付け道路付近では、海岸に作業員が数名降りて、道路を伸ばす準備をしているようだった。フロート、オイルフェンスはまだ完全に復旧していなかった。

 中仕切り(N5)護岸の建設場所では、仮設道路の先端部に戻ってきた大型クレーンが、黄色い球の汚濁防止膜を吊り下げて再設置していた。

 どくろの絵がある浜の前では、K1護岸の建設に向けた仮設道路の先端部で、小型クレーン車やトラックが止まり作業を行っていた。干潮のためまだフロート、オイルフェンスは一分しか復旧していなかった。

 報道によれば、沖縄防衛局は10月中にK1、N5の護岸工事に着手すると打ち出していた。

http://www.sankei.com/west/news/170923/wst1709230053-n1.html

 衆議院選挙や高江の米軍ヘリ炎上事故、台風などが続いたせいか、沖縄防衛局はまだK1、N5護岸の着手を打ち出していない。だが、両護岸工事が開始されるまでに大した時間は要しないだろう。

 ゲートからはこれまでの遅れを取り戻すように200台以上の工事車両が入っている。海上からの資材搬入も目論まれている。護岸で海が仕切られたら、いよいよ埋め立てが始まる。手遅れになる前に何としても工事を止めたい。

 


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