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Channel: 海鳴りの島から
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神戸での講演会と小説について

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 14日(土)は神戸に行き、午後3時から神戸中華会館で「辺野古新基地建設を止めるために」と題して講演を行った。主催者によると100人の参加があったとのこと。講演会の後には三宮の繁華街をデモ行進した。会場まで足を運んでいただいた皆さんに感謝したい。

 2014年夏以降の海上行動の様子を写真で紹介しながら、現在の工事がどこまで進んでいるかについて説明した。今の段階で1日も早く工事を止めることが重要であり、工事が進めば進むほど止めるのは難しくなること。止めるためにはまず、ゲート前座り込みや海上行動の参加者を増やすことの重要性を強調した。

 今の日本の政治・社会状況について、絶望している、という発言をめぐり会場で笑いが起こった。一人の若者が、笑うようなことですか、と声を上げて会場が静まった。若者たちが絶望感を抱く社会を作ってきた先行世代の責任を自覚しているのか、という苛立ちを感じた。

 衆議院選挙のさなかだが、沖縄の基地問題につい全国的には、高江で米軍ヘリが大破、炎上する事故が起こってやっと話題になった程度だ。辺野古新基地建設に反対している政党は社民党、共産党ぐらいで、立憲民主党にしてもゼロベースを言っているだけだ。

 辺野古新基地建設反対、MV22オスプレイの配備撤回など、沖縄の米軍・自衛隊基地強化に反対する議員を1人でも多く増やしたい。そのうえで選挙後も強行されるであろう工事に対して、辺野古のゲート前や海上で抵抗する態勢を強化しなければならない。

 『三田文学』秋季号に「神ウナギ」という小説を書いた。子どもの頃、ハー(泉)に棲んでいる大ウナギは、ハーを守る神ウナギなので捕ってはいけない、大切にしないといけない、と教わった。水道が普及しない時代、ハーは村にとって最も重要な場所だった。

 そういうハー、神ウナギと沖縄戦について書いた作品である。関心のある方はご一読ください。


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