10月1日(日)は午後から、今帰仁村歴史文化センターで開かれている「正子 サマーズ さん絵画展」を見に行った。
正子さんは両親が今帰仁村出身で1928年に大阪で生まれている。同じ頃、私の祖父母も大阪で働いていて、同年に伯母が、2年後に父が生まれている。今帰仁村から出てきた者同士で、交流があったかもしれない、と思いながら作品を見た。
前日、母が同展を見て、ドキュメンタリーのビデオに感動したと話していた。幼くしてジュリとして辻町に売られ、沖縄戦を生き延びて戦後は米兵と結婚し、アメリカで画家として子どもたちを育てる。自分の生涯を語る姿、表情、眼差しに力強さと気品があった。今帰仁の地で、素晴らしい絵を見られてよかった。
帰りに、正子さんが描いていた今泊の浜によると、子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
海岸近くの道路を通ると、ヤマトゥンチューの立派な家が並んでいる。いろいろと不満の声も聞くのだが、わじくさりた時はそれなりの対応をした方がいい。
実家に寄って夜まで庭木の剪定作業を行った。母親がやしちうがん(屋敷拝み)を行うので一緒に手を合わせた。