Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

ミサイルの脅威

$
0
0

 光州市のホテルでNHKのニュースを見ていたら、北朝鮮がミサイルを発射したと、例によって大騒ぎしていた。15日朝のことだ。ヤマトゥでは子どもらに防空頭巾をかぶらせて避難訓練をしている学校もあるようだが、その馬鹿々々しさとくだらなさにうんざりさせられる。

 安倍首相が臨時国会の冒頭で衆議院を解散すると報じられている。北朝鮮のミサイルが本当に脅威なら、危機のさなかに選挙に埋没する余裕などないはずだ。北朝鮮のミサイルの脅威が大袈裟な政治宣伝であることを安倍首相自らが自己暴露しているわけだ。

 しかし、それなら安倍首相の意図に乗っかって、無批判に北朝鮮のミサイルの脅威を煽ってきたメディアの責任はどうなるのか。テレビや新聞にそういう自己反省はあるのか。そういう反省の無いメディアは、大本営発表を垂れ流した時代とどれだけの違いがあるのか。

 選挙運動のさなかに、北朝鮮がまたミサイルを飛ばすことがあれば、安倍首相はそれを利用して支持を固め、メディアも同調するだろう。それで選挙に勝利すれば、北朝鮮こそ安倍政権の救世主というわけだ。権力の亡者たちがくりひろげる茶番としか言いようがない。

 日曜日の午後、光州市の繁華街にある公園では家族連れが遊ぶのどかな風景があった。光州市に北朝鮮のミサイルが飛んで来るときは、沖縄にも間違いなく飛んで来る。その時はもう全面戦争であり、日本各地の原子力発電所も集中攻撃を受けているだろう。

 権力を握っている政治家たちの政治宣伝に踊らされ、利用される愚かさから脱したいものだ。

 上とは関係ないがナインボールの漫才に笑った。

https://www.youtube.com/watch?v=a0d0hZ0AHhc

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>