21日は午前中、ゲート前に行くと朝から資材搬入の動きがないということで、木陰のテントで各地からきた参加者のあいさつが続いていた。
午前10時45分頃、弾薬庫近くの歩道から大浦湾を見ると、クレーンでオイルフェンスを下しているところだった。クレーン付き台船が次の掘削点に向かうのか、レジャービーチ前から沖の方に移動していった。
午前11時前、辺野古漁港の堤防から仮設道路工事の様子を見た。台風が明けてからフロート、オイルフェンスが再設置され、仮設道路の工事も再開されている。
どくろ前の浜ではコンクリートブロックをH鋼で連結する作業が進められていた。それに対し今日もカヌーチームが抗議を行っている。
台風の波の影響を受けたのか、整然と並べられていたブロックの一部がずれていた。もともとブロックの配列が変化していた場所なので、隙間から波が入ったのだろう。
生コンプラントの奥の斜面が切り拓かれていた。かなりの木々が伐採されたようで、地肌がむき出しになっている。土砂流出の対策がなされているようには見えない。K1護岸建設に向けここからも道を作っていくのか、今後の動きを注意したい。
キャンプ・シュワブの映画館前では、N5護岸の建設に向けた仮設道路の工事が進められている。カヌーメンバーがフロートを越えて抗議し、海保に拘束されていた。
何もしなければ数年後には、この海の風景は見られなくなっているだろう。どうせ工事は行き詰まるから難儀をして辺野古まで行かなくても大丈夫、と考えていたら、浅瀬から埋め立ては進んでいく。仮設道路が造られている現時点で、すでに浜は破壊されているのだ。