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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古側の工事の様子とゲート前の抗議行動

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 26日は午前中、抗議船に乗って辺野古側の工事の様子を見に行った。辺野古岬近くの作業ヤードでは消波ブロックの製作が続けられている。抗議船が見ている間にも、ゲートから生コンのミキサー車が入ってきた。K9護岸の工事だけでも2000個の消波ブロックが必要とされるという。茶色い型枠とすでにできた消波ブロックが大量に並んでいる。

 辺野古漁港近くのキャンプ・シュワブ沿岸部には、生コンの製造プラントが建設されている。外形はすでに完成に近く見える。器材設置が終われば、消波ブロックなどの製造に必要な生コンが基地内で製作できるようになる。

 とは言っても、セメントや砂利などの原料はゲートから搬入しなければいけないのだから、稼働率は市民がどれだけ座り込みの阻止行動を展開できるかに左右される。ウチナンチューがどれだけ現場で阻止行動を実行するか、辺野古新基地建設反対の本気度が試されている。

 沿岸部がかなり整備されてバックホーが動き、砂浜に塩化ビニールのパイプが置かれていることなどから、工事用仮設道路の建設準備が進んでいるのではないか、と船上で話していたのだが、夕方のNHKニュースで、辺野古側でも護岸工事に向けた資材搬入道路の建設が着工されたと報じている。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5094579481.html

 石材が投下された場所はかなり前から測量やガードレール設置などの作業が行われていた。この場所だけでなく辺野古岬周辺も含めて沿岸部の整備が進められ、仮設道路建設が進められていきそうだ。これからこの一帯の監視活動も重要となってくる。

 K9護岸の工事現場では、今日も捨て石の投下作業が進められている。この日は天候の関係で海の行動は午前10時頃で切り上げざるを得なかった。カヌーメンバーはゲート前に移動して、2回目以降の資材搬入の抗議・阻止行動に加わった。

https://www.youtube.com/watch?v=L_LE2caN5Mo&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=0TzjsKbe7qA&feature=youtu.be

 午後1時17分頃、沖縄県警・機動隊がやってきて、2回目の資材搬入のため、ゲート前に座り込む市民の強制排除を始めた。市民は70名余が座り込んでいたが、スクラムを組んだ腕を力尽くで引き剥がされ、両腕、足を抱えられて歩道に運ばれると、1時間ほど拘束された。

 沖縄戦慰霊の日が終わって間もないが、「日本本土」を守るために沖縄に犠牲を強要する構図は72年前と何も変わっていない。沖縄は今に至るも「本土防衛」のための「捨て石」扱いだ。それに馴らされ、怒りと抵抗を忘れたら沖縄はおしまいである。

 写真や動画では機動隊の弾圧はひどく見えるが、実際には大したことはない。この程度の弾圧にビビっていたら話にならない。世界各国では沖縄・日本とは比較にならないほどの暴力が、警察や軍隊によって振るわれている。ゲート前と海に結集して、不当な工事を阻止しましょう!


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