20日は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。風が強かったので途中で抗議船に乗り込み、辺野古弾薬庫下の海域に移動した。午前9時を過ぎても小浜に作業員は姿を見せず、前日に続いて潜水調査だけが行われていた。県内紙の報道によれば、県教育委員会による文化財調査らしい。
午前10時頃になっても小浜の作業は始まらなかった。雨が降るという予報もあったので、いったん瀬嵩の浜の方に移動して待機した。
瀬嵩の浜では高校生たちがカヌー体験をしていた。本来、こうやって自然を楽しみながら学ぶ場として大浦湾は活用されるべきなのだ。大浦湾が埋め立てられてオスプレイが飛び交い、軍艦が入ってくるようになれば、学習や観光の場としては台無しとなる。
午前11時頃に、小浜で作業が行われているとの連絡があったので、様子を見に行った。前日に続き、フレコンバッグから土のうを取り出し、栗石を詰めた袋材の隙間に詰めて平らにして、鉄板を敷く作業が行われていた。
開始時間が遅かったのを見ると、わざとゆっくり作業をしているのだろう。一部メディアでは20日にK9護岸が着工されると報じられていたので警戒していたが、来週に延ばされたようだ。政府・沖縄防衛局は、海が荒れているだの、反対派への対応が遅れているだのと説明しているようだが、うるま市長選挙への影響を気にしているのが一番の理由だろう。
この日は朝からポセイドン1号が大浦湾から姿を消していた。午前10時頃にGPSで確認すると、奄美近海を移動中とのこと。この日はK9護岸の着工はないと判断し、午前中で海上行動を終えた。
沖縄タイムスの記事によると、船による石材投下も計画されているようだ。週末には石材を積んだ船が入ってくるかもしれないので注意が必要だ。
※訂正→先に赤いクレーン台船も大浦湾から出たと書いたが、私の勘違いだった。20日の午後は開口部付近のオイルフェンスを大きく開けて、赤いクレーン台船はその周辺で作業を行ったようだ。