https://www.youtube.com/watch?v=09JVd9W7MUA
7日も強風のため海上行動は中止となり、カヌーや船のメンバーはゲート前の座り込みに参加した。午前9時前、工事用ゲートの前に座り込む市民に対し、沖縄県警・機動隊が強制排除を開始した。まだ工事用車両は来ていなかったが、腕を組んだ市民を力尽くで引きはがし、手足を抱えて歩道に運ぶと、機動隊のバスと隊員で壁を作り閉じ込めた。
https://www.youtube.com/watch?v=hwvyTk35hes
抗議する市民を強制排除したうえで、南側から来たダンプカー10台ほどが栗石を搬入した。続いて北側から生コン車4台をはじめ、栗石、赤土濾過装置、プレハブ、鉄鎖、トイレなどを積んだトレーラー車など計21台が基地内に入った。
ゲート前に座り込む市民は連日悔しい思いで目の前を通過する作業車両を眺めている。300人が座り込めば車両の進入を止められる。しかし、ゲート前に集まったのは40人ほどだ。これでは10分ほどで排除されてしまう。ウチナンチューは何をしているのやら。情けない限りだ。
特にナグンチュ、ヤンバルンチュやぬーがひちゅーら。どぅーなーたしま(地域)がちゃんちなってぃん、しみんでぃうむとぅんばーげーら。
オール沖縄会議の幹部らが、辺野古新基地建設の是非を問う県民投票を検討しているという記事があった。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92134
この人たちは翁長知事の埋め立て承認撤回を9月以降に延ばすつもりらしい。辺野古にろくに来ず、工事や作業の様子を自分の目で確かめもしないから、現状分析から誤っているとしか思えない。政府やそれに同調する自治体首長らが協力すると思っているのだろうか。投票率を低下させるためにボイコット運動を起こすのは目に見えているではないか。
そもそも「撤回」は翁長知事の選挙公約であり、それを支持したからこそ沖縄の有権者は、仲井真氏に約10万票の大差をつけて翁長氏を当選させたのだ。すでに答えは出ているのであり、何が今さら県民投票か。そうやっていたずらに時間を費やすうちに工事は進行し、政府の狙い通りに県民にあきらめムードが広がっていくだろう。
同時に、翁長知事を批判し、突き上げているだけでは現状は変えられない。県民一人ひとりが辺野古に足を運び、汗を流さなければ工事は止められない。逆に言えば止めるのは難しいことではないのだ。非暴力の座り込みでも300人以上の市民が集まれば、工事用資材を入れるのは難しくなる。机上の議論にふけるより、まずは現場に来て座り込むことだ。
海の方では午前中、警戒船やポセイドン1は動いていたが、赤いクレーン台船や赤白のクレーン台船は前日と同じ場所に停泊していて、作業和船も陸揚げされたままだった。海が荒れているため、この日も汚濁防止膜の設置は不可能と判断したようだ。
5隻のスパッド台船も作業員の姿はなく、海底ボーリング調査は行われていなかった。
やに浜や小浜の工事用道路付近では、前日まで見られたパワーショベルの姿がなく、作業は行われていなかった。辺野古岬近くの作業ヤードではクレーンが上がり、テトラポットの製作が行われていたようなので、陸上の作業が休みだったわけではない。すでに道路が完成したのかどうか、はっきりしないが、汚濁防止膜の設置が終わりしだい、政府・沖縄防衛局はK9護岸の建設を始めようとしている。
海でカヌーチームは体を張り、できる限りの行動をしている。微力ではあっても力を尽くさなければ、現状を変えることはできない。多くの人がゲート前に集まれば工事は止められる。まずは週に1度、月に1度でも座り込みに参加してほしい。