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Channel: 海鳴りの島から
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ポセイドン1をのぞき、強風のため海上作業はなく、陸上での作業が進められる。

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 6日は強風のため海上行動は中止となった。辺野古弾薬庫近くの県道や瀬嵩の森から大浦湾を見ると、警戒船や作業船の姿がなく海上作業も中止となっていた。赤いクレーンの台船には前日のうちに汚濁防止膜が積まれていて、長島付近で設置するのではないかと懸念されたが、前日と同じ場所に停泊したままだった。赤白クレーンの台船も動きはなかった。

 海底ボーリング調査も今日は行なわれなかった。スパッド台船は海にガイドパイプが降りていたが、船上に作業員の姿はなかった。クレーン付きの台船2隻もガイドパイプと船が離れていた。4

 ポセイドン1は前日に続き、臨時制限水域内の安部側の深場を中心に調査しているようだった。少しずつ移動しながら調査していたが、この船は他と関係なく行動している。

 ポセイドン1のほかに海上作業はなかったが、キャンプ・シュワーブの陸上部では、やに浜や小浜でK9護岸建設に向けた工事用道路の作業が進められていた。トラックで根固め用石材(布団かご)が運ばれて来ると、パワーショベルで下して積み重ねていた。

 工事用道路の先端部では、小動物の進入を防止する柵の向こうに、アダンの茂みが切り拓かれた空間がある。文化財の調査のためなのか、工事関連のものなのか、注意が必要だ。ちなみに、この日は同浜で名護市教育委員会の文化財調査が行われていたとのこと。

 辺野古岬近くの作業ヤードでは、テトラポットの型枠を組み立てているクレーンが動いていた。今日はゲートから生コン車も入ったというので、型枠にコンクリートを流し込む作業が行われたかもしれない。沖縄県の指示を無視して、国は埋め立てに向けた作業を強行し続けている。

 資材搬入に抗議していた市民2人が警察に不当拘束され、沖縄署に運ばれている。また、辺野古や高江で基地建設に反対し行動してきた2人の方の訃報も届いた。冥福を祈るとともに、国家権力の弾圧をはね返すため、より多くの人が辺野古に駆けつけてほしい。それが一番の激励となり、追悼となる。

 


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