3月も残り少なくなった。週明けの27日は朝、カヌー8艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古岬を抜けて長島の傍まで漕ぎ、抗議船3隻と合流した。長島付近の辺野古側では潜水作業が行われていて、24日に投下された汚濁防止膜のアンカーの状況を確認しているようだった。カヌーがフロートの傍から抗議していると、しばらくしてダイバーが船に上がり引き揚げていった。
そのあと、午前中はフロート付近で海上作業の様子を見た。黄色と白のクレーン台船では2基めのスパッド台船が組み立てられていた。黄色いクレーンの台船では、ボーリング調査の掘削棒を通すやぐらが台船に取り付けられたようだった。赤白クレーンの台船では、汚濁防止膜設置にむけた資材がバージ船から積み込まれていたとのこと。
辺野古弾薬庫近くの県道からは2基のスパッド台船が大浦湾に設置されているのが確認できる。1年前の風景を見るようだが、海底ボーリング調査は1か所を残して終わったはずではなかったのか。杜撰な調査で十分な資料を得られなかったのか。調査が終了したかのように県民を欺いていたのか。いずれにしろ海底ボーリング調査も終わらないうちから、埋め立て工事に着手するなどあり得ない話だ。
バ-ジ船には汚濁防止膜が載っているが、今日は瀬嵩の作業ヤード付近のフロートの外にさらにオイルフェンスが張りめぐらされたという。カヌーによる抗議行動への対策だろう。明日以降、この付近でコンクリートブロックなどの投下があるかもしれない。
旧暦の2月も終わり、3月3日も近い。長島の大浦湾側もかなり潮がひいていた。長島で昼食をとったあとフロート付近で監視活動を続けようとしたが、風が強くなり、午後は早めに引き揚げざるを得なかった。