18日は土曜日で参加者が多く、カヌー19艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古岬に向かう途中、キャンプ・シュワーブの映画館前の海域で潜水調査が行われていた。沖縄防衛局が行っている調査は環境保全のためではない。あくまで埋め立てに向けた調査であり、10艇ほどが現場に残って抗議をした。
ほかのカヌーは長島まで漕ぎ、辺野古岬側や大浦湾に出て、同じような調査に抗議した。大浦湾で行われていた水中カメラを使った調査は、カヌーが近づいただけで調査船が沖の方に移動していった。
赤いクレーンの台船が安部側の汚濁防止膜の設置場所まで来ると、幕を釣り上げて船上で何かの作業を行っていた。別の場所では浮沈式の汚濁防止膜を水中に沈める作業を行っていたとのことで、点検作業などを行っていたようだ。
大浦湾はうねりがあったのでフロート近くで待機したり、船上で休憩をとりながら作業の様子を監視した。カヌーがいるだけでフロートの外側での調査活動は行われなかった。一方で、映画館前の海域では潜水調査が行われている。この日はお昼過ぎに海上行動を終えて松田ぬ浜に戻った。
高江と辺野古で抗議行動を牽引してきた山城博治さんがやっと保釈された。5カ月に及ぶ勾留は、あからさまな政治的弾圧、反対運動の萎縮を狙った脅しであり、それだけ山城さんの力を日本政府が恐れている証でもある。辺野古に足を運ぶ人たちも励まされるだろう。