25日は朝、カヌー10艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古岬付近を通って長島の南側まで漕ぎ、フロートのそばで休憩をとった。8時半になり、いつもなら作業和船が出ている時刻だが動きがない。フロートを越えて浮桟橋の近くまで漕ぎ様子を見た。
今日は水曜行動日で、ゲート前の皆さんが海上作業員の車が入るのを阻止していたとのことで、浮桟橋の作業和船やふぇじゃービーチのフロート付近にも作業員の姿はなかった。9時半頃にやっと浮桟橋に作業員が来た。作業和船を出そうとしたのにカヌーで抗議し、9艇が海保に拘束された。
時間稼ぎのために海保のGBは低速で平島までカヌーメンバーを運び解放した。タグボートでフロートが運ばれているとの連絡を受け、カヌーメンバーは抗議船で瀬嵩側に移動し、フロートを接続しようとするのに抗議した。再びカヌー全逓が海保に拘束され、平島まで運ばれた。
作業現場に近い瀬嵩の浜に移動して昼食をとったあと、ろくに休む間もなく午後の行動に移った。タグボートで曳航してくるフロートに対して、フロートの接続地点や航路で抗議行動を行ったが、この日3回目の海保の拘束を受けて松田ぬ浜に運ばれた。
鉄の棒とロープが付いた欠陥フロートも辺野古弾薬庫下のアンカーまで、あと2回くらいの曳航で接続できるところまできた。それにしても鉄の棒やロープなどの装着がなければ、とっくにフロートの再設置は終わっていただろう。余計な物を付けたために作業量が増えて再設置が遅れ、それだけで海上抗議行動の成果が出ている。
この日はゲート前の皆さんの車両阻止行動で海上作業の開始が遅れた。こういう積み重ねがここまで海底ボーリング調査を終わらせず、埋め立てを始められない状況をつくり出してきた。海上行動がなければフロートを設置する必要などないのだ。寒さは厳しいが頑張りましょう!