週明けの5日は、早朝から赤橋で作業員車両への抗議行動で始まった。機動隊がやってきて止められていた作業員車両が動き出したのが午前7時20分頃。この日は月曜日の大行動が呼びかけられていたので、抗議行動のあとはすみやかにN1表ゲートに移動した。
午前中はN1表ゲートの座り込みに力を注いだ。この日は砂利置き場からH・G地区に砂利を運ぶ作業がなかったらしく、砂利を積んだダンプカーはメインゲートの中に入って砂利を降ろし引き揚げた。もちろんゲート前に多くの市民がいなければ強制排除があっただろう。
明日火曜日にどれだけの人が高江に来るか。少ないと今日の分も含めてピストン運行でN1表ゲート内に運ばれる。高江まで行くのは時間もガソリン代もかかるが、年内完成の欺瞞を暴くためにも頑張りましょう。
午後から25人の市民がH地区のヘリパッド建設現場に行き、監視・抗議行動を行った。3日(土)には接地帯の一部に穴を掘り、排水作業に懸命だったが、臭いものにはふた、と言わんばかりに穴を埋めて下層路盤が敷き詰められていた。
直径45メートルの接地帯の外縁部の赤土を削り、転圧作業を行っていた。この日は労働基準監督署が入り、現場の調査・指導が行われた。抗議行動を行っている市民の要望書を受けてのもので、さすがに労基署の指導は無視できず、これまでなかった立ち入り禁止の黄色いテープが張られ、工事用道路には安全柵が設置されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=3IIQUf__myA&feature=youtu.be
労基署が入ったため、4トンダンプカーにはそれまでなかった「過積載防止ライン」という表示が荷台になされていた。しかし、守られていたのは労基署の職員がいた間だけで、いなくなると過積載が平然と行われていた。
米軍基地内は道路交通法が適用されないので違法ではない、と沖縄防衛局は居直っている。これでは改善されるはずがない。ヘリパッドの完成を急ぐあまり、沖縄防衛局は作業員の安全をはなから無視して、過積載を正当化するために詭弁をろうしている。
https://www.youtube.com/watch?v=3HouO56OH8Q&feature=youtu.be
安全帯に関しても同じ。労基署がいる間はつけていたが、作業が終わるころには緊張感もなくなり、安全帯を着けずにのり面での作業を行っていた。労基署もなめられたものだ。いつものように沖縄防衛局は何の指導もしない。年内完成のためなら何でもありの状況となっている。
作業終了時には下層牢番の敷設はほぼ終わり、沖縄防衛局立会いのもと、半径の測量・確認が行われていた。
本来ならコンクリートを打つべき排水路に、防水シートを貼ってごまかしている問題は、抗議行動に参加している土木技術者が以前から批判している。年内の残り期間で沖縄防衛局や業者はどう対応するつもりだろうか。注目したい。