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Channel: 海鳴りの島から
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米軍歩行訓練道路建設への抗議行動が続く。

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 8日は前日に続き、20名ほどの市民が宇嘉川の河口からG地区に向かい、米軍歩行訓練道路の建設に反対し抗議行動を行った。現場ではチエンソーを使って約4メートル幅で樹木を伐採し、バックホーで木付けながら、G地区から砂利で路盤を敷き固める作業が進められている。市民らは伐採されようとする木にしがみついたり、作業員に伐採を止めるよう訴えたが、機動隊員に強制排除された。

 機動隊に排除、規制されてもそれで諦めるわけにはいかない。崩れた体制を立て直して数班に分かれ、伐採作業のそばで抗議したり、森を抜けて工事用道路で抗議したり、G地区の工事状況を調査するなど、複数の場所で異なった行動を展開した。

 砂利敷設はG地区のヘリパッド建設現場から約260メートルの地点まで進んでいる。木の伐採は約1・2キロほどだろうか。ここまでは割と平坦な地形だが、河口部に近づくにつれ傾斜が急になり、伐採する木も大木が混じってくる。それでも年内完成を実現するためには、ずさんな形でも工事を強行しないといけない。

 土木工事を専門とする市民の調査では、抜根作業もしないで砂利を敷いているため、将来陥没のおそれがあるうえ、設計図面では1・2メートルとされている道幅がまったく守られず、2メートルを超す場所もあるとのこと。市民の血税を湯水のように浪費し、突貫作業で工事が強行されている。

 1日の行動を終えて宇嘉川の河口に戻ると、河口近くの草むらが刈り取られていた。河口部ではここだけが平坦な土地で、作業ヤードとして使用されるのだろう。その前に、重機や資材をヘリコプターで下すことも考えられる。草刈りが行われたということは、近日中に整備や搬入が行われそうで、注意しておく必要がある。


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