https://www.youtube.com/watch?v=BnAB_ufyjmQ&feature=youtu.be
9日は朝から雨模様で森のなかは斜面が滑りやすいため、抗議行動に参加した市民は少人数で午前中、H地区ヘリパッド現場の状況を見に行った。H地区の出入り口となる道路では路盤整備作業と法面の芝生貼り付けの準備作業が行われていた。
H地区の谷間では盛り土の作業が進められていて、小雨が降るなか面上排水材(グリ・シート)を敷こうとしたが、雨脚が強くなったため作業を中断し、露出した赤土を慌ててブルーシートで覆い始めた。しかし…
https://www.youtube.com/watch?v=z8xG6PAOhAY&feature=youtu.be
谷間の斜面に降りていたショベルカーが、ブルーシートを敷くために上がろうとしたが、キャタピラーに赤土がついて滑って上がれなかった。このショベルカーは斜面を降りるときも制動がきかず、2~3メートルずり落ちていた。
結局、ショベルカーは斜面を登るのをあきらめてブルーシートを張っていた。雨が降るなか無理に作業を進めようとして危険な状態となっていた。年内完成のために工期を短縮させている安倍政権の圧力が、現場の作業員に大きな負担を強いている。
本来なら雨が降り出した時点で、沖縄防衛局が安全な形で作業を進めるよう指導し、中断させるべきだろう。しかし、そういう動きはまったくなかった。この間、現場での安全管理がないがしろにされ、とにかく急いで完成しろ、という防衛局の強硬な姿勢だけが目立つ。
H地区のヘリパッド建設現場には、沈砂池や赤土ろ過器が設置されているが、周辺より高い位置にあり、導水路もないため汚濁水が溜まらず、まったく機能をはたしていない。赤土流出防止は見せかけでしかない。
https://www.youtube.com/watch?v=l4CTcLYXrM8&feature=youtu.be
市民の監視の目がなないと、N1表ゲート近くの砂利置き場からH地区、G地区に砂利を運ぶ4トンダンプカーの過積載もひどい。年内完成のためなら、重量制限を無視していいと沖縄防衛局がお墨付きを与えているのだろう。警察も見て見ぬふりで、こういう無法状態のなか工事が進められているのだ。