写真は連日、東村と国頭村でヘリパッド建設を進める防衛局員たちである。元海兵隊員の米軍属による女性殺人事件を利用し、予算を確保して全国各地から沖縄にやってきた卑劣な者たちだ。事件、事故を恐れてヤマトゥンチューが嫌がる米軍基地は、ウチナンチューに押し付けておけ。沖縄の反発など知らんふりして、警察の力と金の力で黙らせろ。そういう安倍政権の意思を末端で実行している。
サングラスをしていても家族や友人なら誰だかすぐに分かるだろう。自分の夫や父親、兄弟、親戚、友人が沖縄で何をしているか、よく見ることだ。仕事だから、上からの指示だから、と言い訳してすまされるものではない。
工事自体がヤンバルの森を破壊し、ヘリパッドが完成してオスプレイが使用するようになれば、住民の生活や森にすむ生き物の生存を脅かす。新しく作られた軍事施設は、沖縄県民に何十年にもわたって犠牲を強いる。それはまた、沖縄で訓練した米軍の攻撃にさらされる人たちにとっても脅威となるのだ。
人から借りたものを返すのは当たり前のことだ。新しいものを用意しないと返さない、というのはヤクザの言いがかりに等しい。日本政府は沖縄の「負担軽減」と恩着せがましく言うが、もともと沖縄の住民の土地だったものを、武力で奪ったのは誰なのか。
オスプレイ仕様で海洋と連動して訓練できる新しいヘリパッドがほしい。米軍様の求めるものは何でも差し上げる日本政府の自発的隷従ぶりは、末端で動く防衛局員にも徹底している。米軍を守り、沖縄県民をいじめぬく。すべては米軍様のため。顔にはそう書いてある。
自分たちでは何もできないくせに、機動隊が出てくると途端に元気になって喚きたてる。触れただけで倒れ、大げさに痛いふりをし、市民を警察に逮捕させて抗議行動を潰そうとたくらむ。演技が下手過ぎて失笑を買うこともしばしばだ。
そんな仕事をしていても、公務員として庶民から見れば恵まれた待遇を享受できる。ソ連が崩壊して以降、北朝鮮と中国を新たな脅威として宣伝することで、防衛省は人員と予算の削減を食い止めようと必死になった。そのために南西領土の危機を演出し、沖縄は彼らの食い扶持を維持する道具として利用されている。
実際に沖縄が戦場になるときがあれば、こいつらは真っ先に逃げ出すだろう。