Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

土曜大行動/H地区とN1地区でヘリパッド阻止の声を上げる。

$
0
0

 10月に入った。安倍首相は年内にN1とH、G地区あわせて4基のヘリパッド完成を豪語した。あと3カ月でなりふり構わず工事を強行してくるだろう。最前線でたたかっている市民への弾圧はより厳しくなる。沖縄防衛局員が私人の立場で市民を拘束するということも言われている。米軍提供施設で私人として拘束ができるなら、抗議に来た市民が沖縄防衛局員を拘束してもいいということか。

 10月1日は午前8時前に市民28人がH地区の谷間に姿を見せた。谷間には9月29日に伐採された樹木が残っていて、作業員がワイヤーロープをかけて引き上げ、片付け作業をしている所だった。抗議する市民が来たので作業員は作業を止めて上に戻り、その後11時40分頃に市民が引き揚げるまで、谷間の木々の片付け作業は止まった。

 谷間の上では沖縄防衛局員や公安警察、機動隊がずらりと並び、市民を強制排除しようと狙っていた。沖縄防衛局員が拡声器で騒音をまき散らす中、午前9時頃から警察・機動隊の数が増えていった。機動隊員はロープを用意し、谷間から市民を引き上げて強制排除する準備をしていた。

https://www.youtube.com/watch?v=PGZaWw0EP6M&feature=youtu.be

 しかし、9月29日のトラロープを使った強制排除が批判を浴び、県内メディアでも大きく取り上げられたこともあり、結局、機動隊員が降りてきて強制排除することはなかった。

 1日は午後から別の行動予定があったので、午前11時40分まで谷間で座り込みの抗議を行い、その後、自主的に上に上がって引き揚げた。H地区では午前中、谷間以外の場所に産卵した伐採木の片付けや、ヤンバルダキの移植作業が行われていた。

  谷間は木々が倒されているので陽が上ると影がなくなり、暑さが厳しかった。森の中に入り沢を歩くと生気がよみがえる。台風18号が沖縄島に接近しているが、H地区やN1地区では木が伐採されて地面がむき出しになっている。汚濁水が沢に流れ込むのは間違いない。H地区では赤土流出の防止策はまるでなされていない。どう対処するつもりか。

https://www.youtube.com/watch?v=QXScAZPh0n8&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=Bj15puk3Kmk&feature=youtu.be

 1日は土曜大行動の日で、N1表ゲートでは150人ほどの市民が集まり集会を開いた。砂利を積んだダンプカーはN1表ゲートから入るのを回避し、メインゲート内に砂利を降ろして戻っている。集会に参加した市民のうち70人ほどが午後からN1表ゲートの近くにある作業ヤードに行き、抗議行動を行っていたので、H地区に行っていた市民も合流した。

 前日下ろされた砂利が山積みとなっていて、パワーショベルで4トンダンプカーに積み込み、奥の方に運んでいく作業が行われていた。市民約100人はその近くに座り込み、抗議の声を上げた。午後2時を過ぎ、機動隊が増強されてゆっくりと後退せざるを得なかったが、1時間工事を止めた!と意気が上がっていた。

 作業ヤード近くの空き地で総括集会が開かれた。勇気をもってヘリパッド建設現場に迫り、整然と抗議行動を行えば、不法な工事を止めることができる、という自信と実感を多くの市民が抱いていた。「今こそ立ち上がろう」の歌声が響き、ガンバロー三唱のあと、市民らは意気揚々と引き上げた。

 ヘリパッド建設反対!の運動が広がることを恐れる安倍政権は、沖縄防衛局員や軍警備員を前面に出して弾圧の機会を狙っている。それを防ぐためにも多くの市民が現場に来て行動することが重要である。満を持して参加してほしい。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>