https://www.youtube.com/watch?v=fQYi9HcC9_4
13日は早朝から高江上空に自衛隊のCH47が姿を見せ、H・G地区に重機を運ぶ準備を始めていた。午前8時半頃、作業員が乗った車が警察車両に守られて、北部訓練場のメインゲートから出てきた。それに対して抗議行動を行い、機動隊の暴力と車両の撤去により、作業員の乗った車2台がN1に向かった直後だった。
メインゲート近くのヘリパッドに自衛隊のCH47が降りるのを見て、そこから重機を運ぶのだと直感した。まさか県道70号線を横切ることはないだろうと思い、民間ヘリと同じように、いったんN1内に機材を運び込むものと思い込んでいた。しかし、日本政府・防衛省にはそういう配慮など端から無かったようだ。
雨の中をメインゲートに走ったのだが、砂利を運ぶキャタピラートラックを吊り下げて、CH47が飛んでいくのが見えた。離陸したのは午前9時10分頃、BASEBALLという着陸帯だと思われる。そのあとメインゲートに一番近いヘリパッド(LZ13)を待機場所として使いながら、LZ14とBASEBALLの2か所のヘリパッドを作業場所に使い計6回、CH47によって重機がH・G地区に運ばれていった。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4dKbpbRC_A
2回目は4トンダンプカーがLZ14と思われる場所から運ばれていった。N4のヘリパッド建設でも使われていた車種で、4トンユニック車とともにヘリパッド建設には欠かせないものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZCSZCG4GmfA
3回目はBASEBALLと思われる場所から2台目のキャタピラートラックが運ばれていった。N1地区には7月22日にすでに入れられ、使用されている。傾斜地で砂利を運ぶために必要な重機である。メインゲートから北に行った県道70号線沿いの高台で撮影していたのだが、ヘリが頭上近くを飛行していった。
https://www.youtube.com/watch?v=YU-4BZLVEXQ
LZ14で沖縄防衛局の職員たちが4トンダンプカーをCH47に吊り下げる準備をしていた。ダンプカーやユニック車は鉄板のようなものに乗せて吊り下げており、黒いワンボックスカーに乗った防衛局員らが行き来し、LZ14とBASEBALLで交互に準備作業と吊り下げ・搬出作業をくり返していた。
https://www.youtube.com/watch?v=eRqveeq4vfM
ヘリがダンプカーの近くまで降りてきて、防衛局員らが必死になってロープをフックにかけていた。もしかして自衛隊員が防衛局員の恰好をしてまぎれこんでいるのでは、と思ったが、へっぴり腰の作業ぶりを見るとプロではなさそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=0UCW6zvK6BA
5回目はBASEBALLと思われる場所から4トンユニック車が運ばれていった。メインゲート付近からH・G地区に向かうには必ず県道70号線を横切らないといけない。警察がヘリの飛行範囲を交通規制していたが、その中には抗議する市民や警察、軍雇用員、工事作業員など何百人という人がいる。その頭の上を重量物を吊り下げて自衛隊ヘリが飛んでいった。
米軍基地建設のために自衛隊が手を貸す。米軍の下っ端を引き受ける自衛隊の姿をまざまざと示すようだ。沖縄戦の際、日本軍による住民虐殺や「自決」強要、壕追い出し、食料強奪などが相次ぎ、自衛隊に対しても沖縄では反発と警戒が続いてきた。それを過去のものとして払拭し、あえて米軍との一体化を見せつけることで、これから県民に対して牙をむいていくつもりのようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=wGSyurayYfY
6回目はLZ14から4トンユニック車がCH47に吊り下げられ、H・G地区に運ばれていった。作業時以外にもCH47は東村から国頭村一帯を飛び回り、今回の重機運送を好機とみて、北部訓練場とその周辺をできるだけ飛行しているように見えた。
日の丸をつけた迷彩色の期待を見て不快感が込み上げてならなかった。これから米軍との共同訓練を名目に、自衛隊ヘリが北部訓練場に飛来しようとするだろう。そのような策動を許してはならない。