https://www.youtube.com/watch?v=XnC0cGZzkG0&feature=youtu.be
7日は水曜日の大行動が呼びかけられ、北部訓練場メインゲートとN1表ゲートの間にある高江橋が多くの市民の車両によって封鎖された。そのため当初は国頭村の国場組採石場を出て、南回りでN1に向かおうとしていたと思われる砂利を積んだダンプカーの車列が、橋は通れないと判断したらしく福岡県警が急きょ県道2号線の方に向かい始めた。
あらかじめN1表ゲートの北側でも警戒態勢を取っていたのだが、ダンプカーの車列が北回りに変更されたと判断して、県道2号線から58号線に出て様子を見に行った。途中、制限速度30キロの2号線を福岡県警の機動隊車両がサイレンを鳴らし、猛スピードで走っていくのとすれ違った。
その後、警察車両を何度かかわしながら、ダンプカーの車列に抗議行動を行ったが、途中で沖縄県警の車両が県道2号線をふさぎ、車列を通していった。いかに多くの警察車両に守られて、N1ヘリパッド建設の資材が運ばれているか、よく分かるだろう。
県道70号線沿いの安波ダム入り口が、砂利を積んだダンプカーの車列がN1表ゲートまで往復する午前11時20分頃から午後1時頃までの間、沖縄県警と福岡県警、千葉県警によって封鎖された。この地域に県外の機動隊が物々しい警備を敷くのは初めてだろう。
道路沿いの茂みではヤンバルクイナが鳴いていた。千葉県警の機動隊員が、道路を横切る姿を見た、と言っていたが、国の天然記念物がすぐそばにいる貴重な自然を破壊していることに、自分自身も加担しているのだ。そのことを喜んでいる機動隊員がいるとは思わない。
ヘリパッドができればMV22オスプレイが使用し、住民生活や貴重な生物の生存が脅かされる。ヤマトゥ(日本)からきている機動隊員は、仕事だから仕方がない、と割り切らないで、自分たちの行為を沖縄に与える影響を考えてほしい。これ以上の基地負担を沖縄県民に強いていいのか。
砂利を積んだダンプカーの車列に混じって、小型のバックホーを積んだトラックが2台N1ゲートにあ入っていった。宮城の空き地に置かれていたもので、ヘリコプターで運ぶための赤いロープが取り付けられている。残りの資材を含めて、いったんN1表ゲートから中の作業やーとに運び、そこからH、G地区にヘリコプターで運ばれると思われる。
N1とH、Gの間は米軍に提供された森なので、民間地域上空を飛ぶことはない。仮に事故が起こっても、日本の警察は立ち入り調査をすることができない。距離も最短であり、予想されたことではあったが、N1表ゲートからの搬入がいよいよ始まった。現在、宮城に残っている機材も3~4日で終わるだろう。
4トントラックやユニック車も作業には必要だが、自走して入る可能性がある。重量の大きい機材は自衛隊のCH47ヘリコプターで運ぶ予定なのだろう。明日以降、砂利ダンプカーの車列に混じって入っていくと思われるので、県道70号線での抗議行動に参加してほしい。重機類が搬入されると、H、G地区の工事が一気に進む。
N1表ゲートに高江橋から移動してきた市民が集まっていたら、機動隊の車両がゲート付近に集まってきた。砂利の搬入は高江橋を封鎖していたためメインゲートに行けず、ダンプカーは2回目を運べないまま北に引き返していった。この日はまだ作業員がN1表ゲートから入った形跡がなかったので、作業員を入れるための警備ではないか、と警戒態勢を取った。
午後3時頃、メインゲートを出た車両に乗った北勝建設の作業員ほか14名が徒歩でN1表ゲートに入っていった。ゲート前にいた市民が止めようとしたが、機動隊に排除されてしまった。しかし、この時間帯まで作業員が入れなかったのは、作業をほぼ1日止めたに等しい。
北勝建設の作業員たちは、南回りから来たダンプカーの車列に混じってN1表ゲートに入ろうとしたのだろう。しかし、ダンプカーの車列が急きょ北回りに変更したため、メインゲート内に取り残されたのかではないか。いずれにしろ高江橋の封鎖はダンプカーの2回目の砂利搬入を防ぎ、作業員の仕事を大幅に遅らせる成果を出した。参加した皆さんはその意義を知ってほしい。
帰りは疲れて途中で車を止め、仮眠を取らざるを得なかった。そのあと名護署に行き、前日不当逮捕された仲間が解放され、みんなで喜んでいる場に行った。早く自由の身になれて、まずはよかった。警察の弾圧が強まっていることに注意し、明日も行動しましょう。